レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年11月11日
- 登録日時
- 2011/11/04 17:53
- 更新日時
- 2016/08/20 12:24
- 管理番号
- 町田-059
- 質問
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解決
テングバナという花の情報を知りたい。庭に咲いていた。正式名称や花の概要がわかればよい。
(後日質問者より追加情報⇒紫色の花でオシロイバナのような形状。子どもの頃、鼻に付けて遊んだ記憶がある。女郎花“ジョロウバナ”とも呼んでいた。)
- 回答
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クサキョウチクトウ(草夾竹桃)と回答。
【科名】 ハナシノブ科
【学名】 Phlox paniculata
【別名】 オイランソウ
北アメリカ原産で観賞用によく栽培される多年草。
- 回答プロセス
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植物図鑑類を「テングバナ」で調べるが該当なし。
「テングバナ 和名」でGoole検索。チャイニーズ・ハットツリー(クマツヅラ科)は和名がテングバナ、といくつかのサイトで紹介あり。クマツヅラ科・ホルムショルディア属/学名 Holmskioldia /英名 Chinese-hat plant, Mandarin's-hat。オレンジ色のガクの中心から伸びる筒状の花の形がテングに似ているところからの和名。しかし質問者に『花図鑑 観葉植物・熱帯花木・サボテン・果樹』p129などの写真を見せたところ、違うとのこと。花の形状ではなく、子どものころ、鼻の先に付けて遊んだからテングバナと呼んでいた、花色も明るい紫色だった(後日写真持参)。
テングバナと呼ばれる花には、他にヘクソカズラ、オイランソウという花があるとGoogle検索で判明(「テングバナ 遊び」で検索)。いずれも鼻に付けて子どもが遊んだところからついた呼び名らしい。ヘクソカズラは花の形態・色共に質問者の持参した写真とは異なっていた。オイランソウはクサキョウチクトウの別名とあり、花色は紫とあるため、「オイランソウ(クサキョウチクトウ)」で図鑑類の検索にあたる。
クサキョウチクトウの図版を『改訂版 牧野日本植物図鑑』p296・図888、写真を『A-Z園芸植物百科事典』p786で質問者に確認したところ、合致した、とのこと。そういえばジョロウバナとも呼んでいた、との話。
- 事前調査事項
- NDC
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- 植物学 (470 8版)
- 園芸 (620 8版)
- 参考資料
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- 『新牧野日本植物図鑑』 北隆館 2008年
- 『改訂版原色牧野植物大図鑑 合弁花・離弁花編』 北隆館1996年
- 『A-Z園芸植物百科事典』 誠文堂新光社 2003年
- 『多年草図鑑 1000』 英国王立園芸協会 1997年
- キーワード
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- テングバナ
- オイランソウ
- クサキョウチクトウ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000096255