レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/08/05
- 登録日時
- 2005/12/16 02:11
- 更新日時
- 2007/03/23 15:15
- 管理番号
- 埼熊-2005-068
- 質問
-
解決
「武蔵風土記」(文政10年写本)にある「秩父・中津川附近の『岩茸取ノ図』」を探している。(雑誌掲載の複写物持参)
- 回答
-
所蔵資料の中で同一の図は見あたらなかったが、『新編武蔵風土記稿 12』p334「其二 岩茸取ノ図」と題された図が酷似している。これを提供し、「武蔵風土記」を所蔵していると思われる内閣文庫(国立公文書館)・国会図の利用方法等を案内する。
- 回答プロセス
-
『国書総目録』によれば、「武蔵風土記」は「武蔵国風土記」の別名。文政10年の写本は国会図所蔵となっている。活字版は、「日本総風土記」の内の「武蔵国風土記」で、「仙台叢書」「丹鶴叢書」所収。『丹鶴叢書 7』を確認するが該当図なし。内閣文庫の所蔵を確認すべく『内閣文庫国書分類目録』等にもあたるが、文政10年写本の所蔵は確認できなかった。
また、インターネットで国立公文書館の《Digital Gallery》・国会図の《貴重書画像データベース》等にあたるが、求める図なし。
〈秩父〉とあるので『新編武蔵風土記稿 12』を見ると、別物だが構図等が同じよく似た図あり。質問者に見てもらうと、これでもよいとのこと。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
-
- 『新編武蔵風土記稿 12』 雄山閣 1977
- キーワード
-
- 関東地方-地誌
- イワタケ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
質問者が該当図の掲載されている雑誌論文の複写を持参。「食用地衣イワタケの利用史および利用の現況」(大友宏子・黒川逍著 「自然科学と博物館 32巻1・2号」所収)と思われる。
確認すると図のキャプションは質問に記入したとおり。出典の「武蔵風土記」については、1827年(文政10年)出版の写本が内閣文庫にある旨が論文中に記されている。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000026847