図書資料で「オオニジュウヤホシテントウ」を調査する。
①では、「ナス」と「ジャガイモ」のページにイラストとともに説明がある。
「ナス」のページには「成虫、幼虫ともに、葉にごつごつとした洗濯板のような食べ跡を残します。越冬した成虫はナス科野菜を加害し、その子世代の成虫はウリ科やマメ科の野菜にも被害を与えます。」とある。(p.125)
「ジャガイモ」のページには「幼虫、成虫とともに、葉をギザギザの線状に食害します。」とある。(p.134)
②では、ジャガイモのページに説明がある。「オオニジュウヤホシテントウとニジュウヤホシテントウの2種類を総称してテントウムシダマシと呼んでいます。どちらもジャガイモなどのナス科の野菜の重要害虫です。」とある。発生時期は6~10月で、「成虫と幼虫が葉裏から表皮を残して網目状に食害し、被害にあった葉は褐色になり、被害が広がると生育が阻害されイモが大きくなりません。」と、成虫が葉を食害している写真とともに説明している。(p.90)
「テントウムシダマシ」を調査する。
③では、「ナス科野菜に多い病害虫」のページの「テントウムシダマシ」の項目に説明がある。「葉や果実の表面にさざ波状の痕を残します。」「新成虫は雑食性でジャガイモ、トマト、トウガラシ、ナス、ピーマン、エダマメ、キュウリ、ゴボウ、ハクサイなど多くの野菜や雑草も食害しますが、主にナス科野菜に被害がでます。」とある。また、ピーマンが食害された写真も掲載されている。(p.38)
「ナス」のページにも同様の説明がある。(p.90)
④では、「コウチュウ目・甲虫類害虫・テントウムシダマシ類」のページに説明がある。6~7月に出現する「新成虫は雑食性で、ナス科やウリ科の雑草など多くの植物を加害します」とある。また、「成虫、幼虫とも、枕木を並べたような波状の食害痕を葉や果実の表面に残します。」とあり、成虫・幼虫と卵塊の写真も掲載されている。(p.73)
ジャガイモに対する影響が大きいので、目次にて「ジャガイモの害虫」の章を見る。
⑤では、「ジャガイモの害虫」の章に「テントウムシダマシ」の説明がある。「オオニジュウヤホシテントウ」の幼虫や成虫が食害する写真が掲載され、「幼虫と被害:葉裏から特徴的な食痕を残して食害する。」「成虫も葉を食害するが、被害は幼虫に比べれば小さい。」と説明がある。(p.421)
〈被害のようす〉として以下のような説明がある。(p.423)
「成虫、幼虫ともに、葉の裏側から、やや太い短線を横に並べたような食痕をつくって食害し、葉脈のみを残すので葉は網目状」
「被害は急激にすすみ、このため葉が褐変しちぢんで枯れてしまう。」
「発芽後、作物の幼いころに葉を食われると生育が遅れ不良となり、収量が減る。」
「塊茎肥大期の幼虫の加害では、いもの数は減少しないが、大きさや重量がいちじるしく減少し、減収の原因となる。」
「ナス科植物を食害するが、そのうち、ジャガイモの被害がもっとも大きい。」
データベース「ルーラル電子図書館」で「オオニジュウヤホシテントウ」を調査する。
⑥では、「オオニジュウヤホシテントウは、山地近くのナス畑やジャガイモ畑に発生し、葉をなめるように食い荒す害虫なので悪玉扱いされ、テントウムシダマシの汚名(別名)をつけられている。」とある。「ゴボウの葉を加害するオオニジュウヤホシテントウ」や「ナスを加害中のオオニジュウヤホシテントウ成虫」の写真も掲載されている。
⑦では、葉っぱを食べる害虫として、紹介されている。「トマト、ナス、ジャガイモ、ホオズキなどナス科の葉が好物」とある。
データベース「ルーラル電子図書館」で「テントウムシダマシ」を調査したが、「ニジュウヤホシテントウ」の記事のみで該当なし。