レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/1/17
- 登録日時
- 2018/03/24 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M18021716587791
- 質問
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クルミの播種について記載のある本を探している。
- 回答
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「クルミの播種」について記載のある、以下の図書を紹介した。
①『果実の事典』の「クルミ」の項目にある【生育周期と栽培管理】に、「クルミ苗木は種子から容易に育成される。種子は2~4℃で層積貯蔵し、24時間吸水させた後、播種する。種子の縫合線を垂直におくと発芽がよくなる。」と記載がある。
②『だれでもできる果樹の接ぎ木・さし木・とり木 上手な苗木のつくり方』の「(2)種子の準備と播種」の項目に、「種子は、外皮を取って水に浮くものを除いて陰干しして貯蔵する。貯蔵は、湿らせたピートモスなどと混ぜてポリ袋などに密封して一~五℃の冷蔵庫に入れる湿潤低温貯蔵(Ⅱ章、46頁)がよい。クルミは六〇~八〇日間の湿潤低温処理で休眠が打破されて播種後の発芽が揃う。春(三月下旬~四月)、種子から幼根が発生する直前に播種する。」と記載がある。また、図1にクルミの種子の発芽・発根と播き方について描かれている。
③『果樹園芸大百科 16 落葉特産果樹』の「1.実生法(台木の養成)」の項目に、「種子の保存方法として一般的に実施されている方法は,次のとおりである。採取後よく洗浄し陰干しにしておく。種子の少量のばあいは11月になってから,充分湿したミズゴケを指の間から水が出なくなるまでよく絞り,ビニール袋にほぐしてひろげ,種子とミズゴケを交互に層積して冷蔵庫内(約5℃)で翌春3月ごろまで貯蔵する。翌春,播種の約半月前に冷蔵庫から出して室温に馴らしておくと縫合線が割れ,吸水肥厚した果仁と幼根が外側から観察されるていどの時を見計らい,なるべく早く播種する。」と記載されている。また,第1図として種子をまく方向が図で解説されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 果樹園芸 (625 9版)
- 参考資料
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①杉浦明ほか『果実の事典』 朝倉書店,2008,622p. 参照はp.577.
②小池洋男『だれでもできる果樹の接ぎ木・さし木・とり木 上手な苗木のつくり方』 農山漁村文化協会,2007,124p. 参照はp.88-89.
③農山漁村文化協会『果樹園芸大百科 16 落葉特産果樹』 農山漁村文化協会,2000,379p. 参照はp.123.
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①杉浦明ほか『果実の事典』 朝倉書店,2008,622p. 参照はp.577.
- キーワード
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- クルミ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2018021716503387791
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000233035