レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/06/3
- 登録日時
- 2017/12/24 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M17061311087222
- 質問
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岡山県の矢掛地域の名産である柿は、いつ頃から記録が残されているのか。
- 回答
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・『岡山のナシ、カキ』(資料①)には、矢掛町の「山ノ上地区の位置と地形、カキ栽培の歴史」について解説がある。それによると、「この地区の云い伝えとして、干し柿を江戸幕府の将軍に献上し、『最上のカキである』との称賛を受けたことから、西条柿の干し柿は『最上柿』と表記される」とある。
・『吉備津神社文書』(資料②)に収録された「吉備津宮惣解文」は、応永元年(1394)の記録を文禄5年(1596)に書写したもの(資料③に解説)として、各郡村から吉備津宮への献上品が一覧となっている。これによると、小田郡小林郷(現・矢掛町)から「熟柿六百 投部吉清」と柿を献じていることがわかる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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・『矢掛町史 民俗編』(矢掛町)の「干柿」(p.150)に関する解説では、「この地方では干柿づくりが古くから盛んである」としか書かれていなかった。
- NDC
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- 果樹園芸 (625 9版)
- 参考資料
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①岡本五郎『岡山のナシ、カキ』岡山 岡本五郎,2010,212p. 参照はp.173-182.
②藤井駿ほか『吉備津神社文書』真金町(吉備郡) 吉備津神社々務所,1955,311p. 参照はp.127-130.
③「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 33 岡山県』 角川書店,1989,1814p. 参照はp.258-259.
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①岡本五郎『岡山のナシ、カキ』岡山 岡本五郎,2010,212p. 参照はp.173-182.
- キーワード
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- 矢掛
- 果樹園芸
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2017061311080087222
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000227248