レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20171006
- 登録日時
- 2018/11/29 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 11:41
- 管理番号
- 中央-2018-02
- 質問
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解決
都立図書館で刊行していた雑誌『ひびや』に内田ハチの論文「朗抱として辺境を歩く謎の旅人、謎の文人」はあるか。
- 回答
-
都立図書館で刊行していた『ひびや』の総索引(資料1)を引いたが該当の論文を見出すことはできなかった。
手がかりを得るために、「Google books」(https://books.google.co.jp/ 最終アクセス日:2018年8月8日)にてキーワード<朗抱として辺境を歩く謎の旅人>で検索したところ、資料2のp.499がヒットした。これは、巻末の「菅江真澄研究文献目録」のp.48を指しており、次のように記載されている。
「内田ハチ 朗抱として辺境を歩く謎の旅人、謎の文人「ひびや(日比谷クラブ)」19(帝国ホテル) 3・6」
上記から、『ひびや』とは、都立図書館発行の雑誌ではなく、帝国ホテルで発行された刊行物の名称と思われる。
キーワード<帝国ホテル>にて蔵書検索を行い、資料3を見出した。p.807「「日比谷クラブ」の拡充」には、「日比谷クラブの邦人会員専用会報「ひびや」。隔月で昭和63年から発行されている。」という記述が図版とともに掲載されており、帝国ホテルでの刊行があったことが認められる。
しかしながら、「CiNii Articles」(https://ci.nii.ac.jp/)や「国立国会図書館オンライン」(https://ndlonline.ndl.go.jp/)を検索したが、所蔵している図書館を見出すことはできなかった(最終検索日:2018年9月4日)。
Googleをキーワード<帝国ホテル ひびや 会員誌>で検索すると、以下のPDFファイルを見出せた。
『AD STUDIES』54巻(2015年)
p.30-31「連載<PR誌百花繚乱>第5回 帝国ホテル「IMPERIAL」1994年」(岡田芳郎)
( http://www.yhmf.jp/pdf/activity/adstudies/vol_54_02.pdf 最終確認日:2018年10月25日)
これによると帝国ホテルの『ひびや』の後継誌は『IMPERIAL』で「1994(平成6)年1月1日に隔月刊で創刊」されたことがわかる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (051 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『ひびや』・『都立図書館報』・『とりつたま』-総目次・総索引- / 金子寛/編集 / 金子寛 , 2017.6 <DR/016.2/5331/2017>
- 【資料2】菅江真澄研究の軌跡 / 磯沼 重治/編 / 岩田書院 , 1998.9<2891/ス3/304>
- 【資料3】帝国ホテル百年史 1890-1990 / 帝国ホテル/編 / 帝国ホテル , 1990.11<6890/3029/90>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000246575