レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年11月27日
- 登録日時
- 2010/12/17 11:22
- 更新日時
- 2015/04/20 11:16
- 管理番号
- 京高図司-2010-03
- 質問
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未解決
日本の三大美人とは誰か知りたい。
- 回答
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『尊卑分脈(脉)』に、藤原道綱母が「本朝第一美人三人内也」との記述があり、『尊卑分脈』成立時には道綱母が本朝三美人の一人と言われていたらしい。しかし他の二人が誰なのかまでは不明。
江戸時代には、明和三美人、寛政三美人などがある。
- 回答プロセス
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『尊卑分脈』では、道綱母の記述があることは確認できたが、他の二人についても記述があるのかどうかまでは調べきれなかった。インターネット上では、他の二人について小野小町、額田王、光明皇后、衣通姫など様々な説が見られたが由来は不明である。
江戸時代には、鈴木春信の浮世絵に描かれた笠森お仙と 柳屋お藤、蔦屋およしが江戸三美人(明和三美人)として、喜多川歌麿に描かれた富本豊雛、難波屋おきた、高島おひさが寛政三美人 (当時三美人、高名三美人)としてもてはやされた。
『名数数詞辞典』では、152pに「三美婦 さんびふ 日本古・中世の代表の美女三人。光明皇后・衣通姫(そとほりひめ)(允恭天皇妃)・右大将道綱の母(東三条入道関白兼家の室)」という記述があった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (21)
- 伝記 (28)
- 風俗習慣.民俗学.民族学 (38)
- 参考資料
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『新訂増補国史大系 第58巻-第60巻 上下 尊卑分脈』黒板勝美編、国史大系編集会編、1987
- 『原色日本の美術 第17巻 浮世絵』菊地貞夫、小学館、1968
- 『国史大辞典 第3巻』吉川弘文館、1982
- 『名数数詞辞典』東京堂出版、1980
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『新訂増補国史大系 第58巻-第60巻 上下 尊卑分脈』黒板勝美編、国史大系編集会編、1987
- キーワード
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- 三大美人
- 三美人
- 名数
- 藤原道綱母
- 美人
- 三美婦
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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NDCは、049雑学(NDC9)も該当する。
元事例の登録番号:1000050723
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 教職員
- 登録番号
- 1000075471