レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年08月27日
- 登録日時
- 2022/08/27 13:47
- 更新日時
- 2022/10/11 19:36
- 管理番号
- 3711
- 質問
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解決
児童書で死海について書かれているものと、できれば塩分濃度も知りたい。
- 回答
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死海の説明についてと塩分濃度を明確に記述していたのは下記2冊。
・『世界の国々2』(帝国書院編集部/編集 帝国書院 2012年刊)
P95コラム:死海のリゾート化
「ヨルダンとイスラエル、パレスチナの国境をなす渓谷地帯に、典型的な塩湖として有名な死海がある。死海は、はるか南のアフリカ大陸からのびるアフリカ大地溝帯の北端にあたり、湖面が海抜-400mという、地上で最も低い地点にある湖として知られる。流れ出る川がないうえ、太陽の熱で水分が蒸発するので、塩分濃度は約30%と通常の海水約3%のほぼ10倍にあたる。その名のとおり生物が住める環境ではなく、わき水のある1か所を除き魚は生息していない。浮力が大きくはたらくので、水にはいると体がうき上がる。このような死海は観光客を引きつけ、近年はイスラエル側だけでなく、ヨルダン側でもリゾート開発が進み、沿岸に豪華なホテルが建ち並んでいる。」
・『塩のちから』(尾方昇/[著] 素朴社 2009年刊)
P15「湖塩の結晶」に「イスラエルにある塩湖「死海」の塩の結晶(掲載写真あり)。死海の塩の濃さは、20~30%。あまりの塩分の多さに生きものは生息できない。つくられる塩は、ほとんどが工業用として使われる。」とあり。
死海の説明についてはあるが塩分濃度は海水の〇倍と記述していたもの
・『絶景のふしぎ100』(佐野充/監修 偕成社 2021年刊) P105 海水の8~10倍
・『ビジュアル地球探検図鑑』(ジョン・ウッドワード/文 田近英一/日本語版監修 竹田純子/訳 ポプラ社 2018年刊) P126~127 海水の約10倍
・『絶景ビジュアル図鑑』(神奈川県立生命の星・地球博物館/監修 学研プラス 2018年刊) P73 海水の5倍
・『調べ学習に役立つ!世界の国・世界のくらしがわかる本』(ペンハウス/著 メイツ出版 2010年刊) P101 海水の10倍
・『世界の国ぐに』(小学館 2017年刊) P72 海水の約10倍
・『塩の大研究』(塩事業センター/監修 PHP研究所 2008年刊) P40 塩分濃度は20パーセント以上で、海水の7~8倍
参考
海水の塩分濃度
・『総合百科事典ポプラディア2』第3版(ポプラ社 2021年刊) P200、241より 海水の塩分濃度は3.3~3.8%と思われる。
- 回答プロセス
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学習件名:死海で検索
・『絶景のふしぎ100』(佐野充/監修 偕成社 2021年刊)
P105「人がプカプカ浮いてしまう死海のひみつとは?~死海(ヨルダン・イスラエル)~」に記述あり。濃度については「死海の塩分濃度は海水の8~10倍もある」とあり。
・『ビジュアル地球探検図鑑』(ジョン・ウッドワード/文 田近英一/日本語版監修 竹田純子/訳 ポプラ社 2018年刊)
P126~127「輝く塩湖 死海」に記述あり。濃度については「死海の水には海水の約10倍の塩分が含まれている。」とあり。
上記書架(分類450)をブラウジング
・『絶景ビジュアル図鑑』(神奈川県立生命の星・地球博物館/監修 学研プラス 2018年刊)
p73「塩の湖、死海で泳いでみると…」に死海の記述あり。濃度については「塩分濃度は海水の5倍もあり、とても濃い塩水です」とあり。
総合百科事典ポプラディアで「死海」「海水」「海」を確認
・『総合百科事典ポプラディア7』第3版(ポプラ社 2021年刊)
P185 しかい【死海】の項目あり。濃度については「(前略)乾燥気候で水分の蒸発がはげしいため、塩分濃度が高く、人のからだがかんたんに浮くことで有名である。」とあり。
・『総合百科事典ポプラディア3』第3版(ポプラ社 2021年刊)
P241 かいすい【海水】の項目あり。「海の水。苦みのある塩からさがある。海水1kg中には塩化ナトリムのほか炭酸水素ナトリウムなどの塩類が33gから38gふくまれ、弱アルカリ性をしめす。」
・『総合百科事典ポプラディア2』第3版(ポプラ社 2021年刊)
P200 うみ【海】のなかで「海水の構造」についてあり。「海水は濃度3.5%の塩水である。(中略)海域により海水の塩分濃度はわずかに変化するが、海水の成分の割合は場所によらず一定である。これは世界の海水が海流のはたらきによってまざっているからである。」
学習件名:ヨルダンで検索
・『世界の国々2』(帝国書院編集部/編集 帝国書院 2012年刊)
P95コラム:死海のリゾート化
「ヨルダンとイスラエル、パレスチナの国境をなす渓谷地帯に、典型的な塩湖として有名な死海がある。死海は、はるか南のアフリカ大陸からのびるアフリカ大地溝帯の北端にあたり、湖面が海抜-400mという、地上で最も低い地点にある湖として知られる。流れ出る川がないうえ、太陽の熱で水分が蒸発するので、塩分濃度は約30%と通常の海水約3%のほぼ10倍にあたる。その名のとおり生物が住める環境ではなく、わき水のある1か所を除き魚は生息していない。浮力が大きくはたらくので、水にはいると体がうき上がる。このような死海は観光客を引きつけ、近年はイスラエル側だけでなく、ヨルダン側でもリゾート開発が進み、沿岸に豪華なホテルが建ち並んでいる。」
・『DOOR1』(地図情報センター 2018年刊)
P95死海:「海抜-400mの塩湖で陸地で最も低い場所にある。海より塩分の濃度が高いため、生物は生息できず、浮力も大きいので人は浮いてしまう。」
・『世界の国ぐに』(小学館 2017年刊)
P72「世界一低い土地」に死海の記述あり。濃度については「(前略)また、塩分が海水の約10倍も高いため、人の体全体が浮いてしまう。」とあり。
・『ポプラディアプラス世界の国々1』(ポプラ社 2019年刊)
P286ヨルダン:「100㎞にわたる渓谷」に死海の記述あり。濃度については「流れでる河川をもたず、乾燥した気候のために湖水の水分が大量に蒸発する死海は、非常に塩分濃度の高い塩湖になっています。」とあり。
P41イスラエル国:「死海の塩分濃度が高い理由」に死海の記述あり。濃度については「(前略)このとき、湖水にふくまれる塩分が濃縮されるため、濃度が高くなります。」とあり。
学習件名:イスラエルで検索
・『調べ学習に役立つ!世界の国・世界のくらしがわかる本』(ペンハウス/著 メイツ出版 2010刊)
P101「体が浮く不思議死海」に死海の記述あり。濃度については「ヨルダンとの国境にある死海は、海水の10倍もの塩分をふくむ湖です。」とあり。
・『イスラエル』ナショナルジオグラフィック世界の国(エマ・ヤング/著 ツヴィ・ベン=ドン・ベ二テ/監修ほか ほるぷ出版 2009年刊)
P11-12「猛暑の南部」に死海について記述あり。濃度については「水は流れでるのではなく、暑さで蒸発するのだ。残った水はミネラル分が濃縮されるため、死海は世界一塩分の濃い湖となる。」とあり。
塩(分類699)の書架をブラウジング
・『塩の大研究』(塩事業センター/監修 PHP研究所 2008年刊)
P40「死海のふしぎ」の記述あり。「死海はアラビア半島の北部にある塩湖です。塩分濃度は20パーセント以上で、海水の7~8倍の濃さのため、入るとかんたんに体が浮いてしまいます。死海の塩水は皮ふ病やリウマチにいいといわれ、世界各地から人々が保養のため訪れます。」とあり。
・『塩のちから』(尾方昇/[著] 素朴社 2009年刊)
P15「湖塩の結晶」に「イスラエルにある塩湖「死海」の塩の結晶。死海の塩の濃さは、20~30%。あまりの塩分の多さに生きものは生息できない。つくられる塩は、ほとんどが工業用として使われる。」とあり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 地球科学.地学 (450 10版)
- 地理.地誌.紀行 (290 10版)
- 製塩.塩業 (669 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 死海
- ヨルダン
- イスラエル
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000320336