レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年05月25日
- 登録日時
- 2019/09/19 14:45
- 更新日時
- 2020/08/13 16:09
- 管理番号
- 広県図実習2019-08
- 質問
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解決
広島県北広島町大暮(おおぐれ)にある「毛無山」について,山名の由来が載っている資料はあるか。
- 回答
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参考資料1『新日本山岳誌:日本山岳会創立110周年記念出版』(改訂)【R291.03/116ニ】
p.1519 毛無山
「中国山地の各所に点在している毛無山の山名由来と同じく、江戸から明治にかけて、「たたら製鉄」用の木炭生産のため森林を伐採した後、牛馬を放牧したため草原の山となったことによる。」
参考資料2『角川日本地名大辞典 34 広島県』【H291/カトカ87ア】
p.343 けなしやま 毛無山<高野町>
「木無山が転じて毛無山になったとする説が一般的。」
参考資料3『日本山岳ルーツ大辞典』【R291.03/97ム】
p.889 毛無山 高野町
「【山名のルーツ】 山頂部が草地化し古くより牛馬の放牧が行われていたことに因む。」
参考資料4『西中国山地』【H291/Ku95aア】
p.9-10 毛無山
p.9 「『国都志御用に付下調書出帖・大暮村』(略)には、これも山林名として<毛なし山>とあって、大暮側の呼称が山名として一般に用いられるようになったことがわかる。(略)毛無山の山名は、辞典には「ハゲ山の意」としたものが多い。(略)」
参考資料5『たたら研究』第42号(2002.12)【雑誌】
p.67-82 「中国山地たたら衰退期の人口移動 -旧美和村役場文書から-」島津邦弘
p.81 「また,標高1,000m前後のなだらかな山並みが草原で覆われているのは,鉄穴流し,製炭,そして牛の放牧という人為の結果である。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 1『新日本山岳誌:日本山岳会創立110周年記念出版』日本山岳会/編著,改訂,ナカニシヤ出版,2016 (p.1519 毛無山)
- 2『角川日本地名大辞典 34 広島県』「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編,角川書店,1987 (p.343 けなしやま 毛無山<高野町>)
- 3『日本山岳ルーツ大辞典』村石利夫/編著,竹書房,1997 (p.889 毛無山)
- 4『西中国山地』桑原良敏/著,溪水社,1997 (p.9-10 毛無山)
- 5『たたら研究』第42号(2002.12),たたら研究会 (p.67-82 「中国山地たたら衰退期の人口移動 -旧美和村役場文書から-」島津邦弘)
- キーワード
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- 毛無山
- 毛なし山
- けなしやま
- 中国山地
- たたら
- 大暮
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000261554