お調べしましたが、残念ながら、飛び付き不動の詳しい位置は確認できませんでした。
以下の資料からわずかに関連情報が確認できましたのでご紹介します。
・『上都賀郡誌 上・下巻 復刻版』(上都賀郡教育会/編 鹿沼市誌料刊行会 1977)
昭和8年に上都賀教育会で発行した資料の復刻版です。発行された当時の上都賀郡に属する五町十六村の地誌をまとめたものです。
p.379「15.川化山(板荷村)」の項があり、「(略)今やくずれんとする絶壁に大不動明王の彫刻がある。飛び付き不動と称する(後略)」との記述があります。
「飛び付き不動尊」をさらに進むと、「弥陀が原」があり、さらに「岸壁をよじ登れば剣ケ峰に達する」…等の記述も確認できます。
・『栃木県市町村誌』(平井恒重/編 栃木県町村会 1955)
p.189「川化山」の項があり、「(略)今や崩れようとしている大岩石面には「飛びつき不動」と呼ばれる大きな不動明王の彫刻がある(後略)」との記述があります。記述内容は、前出の『上都賀郡誌』とほぼ同じものです。
以下の資料はお調べしましたが、お求めの情報は確認できませんでした。
■地理・歴史資料
・『栃木県大百科事典』(栃木県大百科事典刊行会/編、発行 1980)
・『日本歴史地名大系 9(栃木県)』(平凡社 1988)
・『栃木縣史 第11巻(史蹟名勝編)』(田代善吉/著 臨川書店 1972)※昭和13年 下野史談会発行の復刻
・『鹿沼市史 地理編』(鹿沼市史編さん委員会/編 鹿沼市 2003)
・『鹿沼市旧町村郷土誌集成 上』(鹿沼市誌料刊行会/編、発行 1986)
p.167-198「板荷村郷土誌」抜粋製本『板荷村郷土誌 抜粋』
・『鹿沼市旧町村郷土誌集成 下』(鹿沼市誌料刊行会/編、発行 1992)
・『かぬま歴史と文化 鹿沼市史研究紀要 第2号』(鹿沼市史編さん専門委員会/編 鹿沼市 1997)
・『かぬま郷土史散歩』(柳田芳男/著 晃南印刷 1991)
・『鹿沼町の地理』(横山茂/編 鹿沼尋常小学東校)
・『栃木の峠 峠でたどる暮らしと文化』(桑野正光/〔著〕随想舎 2010)
・『徒然の山』(石井貞男/著 随想舎 1994)
・『栃木百名山の山名由来』(手塚晴夫/著 随想舎 2015)
・『栃木の山150』(栃木県勤労者山岳連盟宇都宮ハイキングクラブ/編 随想舎 2013)
・『山と渓谷 868号(2007年9月)』(山と渓谷社)
・『地図に無い山 栃木273山・あれから…』(倉持裕至/著 下野新聞社 2003)
・『足の向くまま栃木の52山』(蓮実淳夫/著 下野新聞社 2004)
・『栃木県の山』改訂新版(上杉純夫/ほか著 山と溪谷社 2015)
・『とちぎとっておきの山48』(小杉国夫/写真・文,下野新聞社/編 下野新聞社 2004)
■文化財、彫刻、石仏資料
・『鹿沼市の文化財 文化の再発見と心の継承』(鹿沼市教育委員会事務局生涯学習課/編 鹿沼市教育委員会 1995)
・『鹿沼史林 第21号~第25号』(鹿沼史談会/編 鹿沼史談会 1982)
(22号 p22-33「下野の磨崖仏 田村右品/著」の項がありますが、関連の記述は確認できませんでした。)
・『しもつけ石仏探察拾遺抄』(田村右品/著 歩行社 2015)
・『横根山の祠・石仏・石碑』(安生信夫/著 鹿沼史談会 2010)
・『下野の仏像 その鑑賞と鑑識』(野中退蔵/著、発行 1966)
・『栃木県の彫刻』(野中退蔵/著、発行 1977)
・『たおやかにのんのさま 下野の石仏を訪ねて』(滝沢竜雄/著 随想舎 1996)
・『仏像をたずねて 1』(武藤晟造/著 明治書院 1994)
・『栃木県の仏像・神像・仮面』(北口英雄/著 随想舎 2019)
・『日本の石仏 第73集(1995年3月)』(日本石仏協会/編 日本石仏協会 1995)
・『栃木県の記念物』(森谷憲/共著,塙静夫/共著 栃木県教育委員会 1982)
・『石仏を歩く 全国の磨崖仏から道祖神まで』(日本交通公社出版事業局 1994)
■民俗資料
・『下野伝説集 あの山この里 〔改訂増補版〕 』(小林友雄/著 月刊さつき研究社 1976)
・『鹿沼のむかし話』(小杉義雄/著、発行 1987)
・『日本昔話通観 第8巻』(稲田浩二/責任編集,小沢俊夫/責任編集 同朋舎出版 1986)