レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年07月01日
- 登録日時
- 2022/10/10 09:39
- 更新日時
- 2022/11/22 17:16
- 管理番号
- 奈県図情22-030
- 質問
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解決
遍路道を調査をしていると、よく神社などに日清日露戦争の際の砲弾など戦利品が奉納されているのが目に付く。これらは、個々に申請して下付を受けたのか、それとも政府の法令等によって、下付されたのか。奈良県に残っている史料の交付日時などを知りたい。
- 回答
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奈良県の場合、この件に関する中央官庁よりの通達はまとまって残っていませんが、奈良県庁文書の簿冊『戦利兵器 配賦ニ関スル書類』以下には、つぎのような文書が含まれています。
・「明治39.5.18 内務省宗教局長 内務省柲甲65号」
至急として戦利品を下付する寺院数を県に尋ねています。これに対し県は「官国幣社ニ準スヘキ」寺院を回答しています。
(この間個々の戦利品が橿原神宮等に下付された際のやり取りがあります。)
・「明治41.2 陸普666号」
郷社以上の神社に戦利品を下付するとしています。
・「明治41.3.9 陸普1165号」
方針を転換し村社以上の神社でも希望すれば下付するとしています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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・ウェブで調べていたら 戦争体験文庫の「戦勝記念図書館の記憶/記録」の展示で奈良に史料が残っていると知った。
- NDC
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- 近畿地方 (216)
- 参考資料
- キーワード
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- 日清戦争
- 日露戦争
- 戦利品
- 奉納
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000322448