レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年03月30日
- 登録日時
- 2021/07/30 14:37
- 更新日時
- 2021/09/02 17:50
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-2630
- 質問
-
解決
高山市の消防出初式で行われる伝統的な特殊訓練(入れ替え、舞い込み、巻き込み等)についての詳しい説明や、歴史・由来を知りたい。
- 回答
-
詳細な説明書等は確認できなかったが、動きや歴史・由来について確認することができた。
- 回答プロセス
-
・以下資料に、動きについて記述あり
『月刊誌 さるぼぼ倶楽部』(さるぼぼ倶楽部編集室,2007年1月号)
巻頭特集「高山市消防出初式」の中で、文章と写真で簡潔に記述あり(p2-3)。
・以下資料に、歴史・由来について記述あり。
『高山市史 下』(高山市,1953年)
「第十四編 災害」の第三章が「消防組」(p637-651)で、消防組に関する主なできごとが時系列で記述あり。なお、本書は国立国会図書館がデジタル化し、限定公開している。
『飛騨高山明治・大正・昭和史』(飛騨・高山天領三百年記念事業推進協議会,1992年)
「第6章 災害・交通」の「第4節 火災」(p158-159)に、「消防組のあらまし」と題して、明治、大正、昭和の各時代における消防組の行事やポンプなどの消火設備の整備状況等について記述あり。大正時代の年中行事「総員演習」の内容として出初式などが挙げられ、「出初式に行う「入替」や「巻込み」は昔から続いている大変珍しいもの」と記述あり。
『高山市史 高山祭・民俗文化編 下』(高山市教育委員会,2020年)
「第4章 年中行事」の「第1節 昭和初期までの年中行事と民俗」「1月の年中行事」の項に「かけ出し(消防出初式)」と題して、出初式について簡潔に記述あり(p226)。
『高山消防』(高山消防組,1926年)
沿革(p1-58)の最後の部分で、出初式についてふれており(p55-58)、「明治二十九年以後は一月五日を以て、総員演習の定日に決めた。但し慣用辞となつてゐる出初式又は整列式と称ふる場合が多い。最初豊田郡代の検閲した出初式は、当時江戸に行はれた式に則つたものらしいが、今の行事も概ね遺型を踏襲せるもののやうで、其の『入替』『大揉込』は、他に類例稀有といはれてゐる」と記述あり(p57-58)。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 10版)
- 行政 (317 10版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
-
- 高山市図書館
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000302433