レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年03月24日
- 登録日時
- 2017/03/24 17:04
- 更新日時
- 2017/12/19 12:18
- 管理番号
- 20170324-2
- 質問
-
解決
「皇太子殿下御降誕記念牌」(昭和8年12月23日)メダル(章牌)が、いつ作成され、いくつ作られ、いくらで販売されたのか知りたい。
- 回答
-
以下の資料がみつかった。
<新聞記事」(商用データベース聞蔵2による検索)>
朝日新聞 1933年12月29日 東京/朝刊 11頁 6段 記事
「記念の文鎮を造幣局から頒布 希望者に実費で<写> 」
・造幣局が皇太子御降誕記念のために、急遽記念文鎮を作り、実費予約頒布することになった。
・「大きさは径二寸銀製と青銅製の二種類あり模様は二種とも共通」
・「銀製は一個八圓五十銭、青銅製は一個一圓五十銭」
・「サック入で郵送料は実費」
・予約申し込みの締切は、1934(昭和9)年1月31日まで。
・現品は1934年2月11日から申し込み順で発送。
・頒布所は、「造幣局内泉友会」「大阪三越」「三越本支店」
新聞記事では、「文鎮」と表記されているが、
下記の三越の社史では章牌としており、『造幣局百年史』などによれば同形のものを章はいとしている。
<ウェブサイト>
澁澤社史データベースによる検索。
https://shashi.shibusawa.or.jp/index.php (2017/03/24 確認)
https://shashi.shibusawa.or.jp/details_nenpyo.php?sid=8300&query=&class=&d=all&page=79 (2017/03/24 確認)
(株)三越『株式会社三越85年の記録』(1990.02)
昭和8年(1933) 12月29日 皇太子殿下御降誕記念章牌予約頒布 三越関係
三越の社史に、章牌の予約頒布をおこなったことが記載されている。
<図書>
『造幣局百年史』 大蔵省造幣局 , 1976.3
本館請求記号:337.34 - Z5
p.250
昭和3年に発売された昭和天皇即位の大典を記念する各種章はいは、32万個以上にのぼったと記載があった。
(販売先は三越)大典の場合、複数種類の販売合計数のため、比較はできない。
- 回答プロセス
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以下のレファレンス事例を参考にしました。
「昭和大禮記念章」という記念章がある。昭和天皇に縁のある記念章のようだが、その由来を知りたい。(福島県立図書館)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000109459 (2017/03/24 確認)
昭和初期の10円が現在の価値でどのくらいになるか知りたい。(埼玉県立久喜図書館)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000156795 (2017/03/24 確認)
昭和9年当時の8圓の価値を比較する際、参考になりました。
- 事前調査事項
- NDC
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- 貨幣.通貨 (337)
- 参考資料
- キーワード
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- 章牌
- 記念メダル
- 章はい
- 造幣局
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 書誌的事項調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000212617