レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年5月7日
- 登録日時
- 2022/06/19 14:42
- 更新日時
- 2022/06/27 20:33
- 管理番号
- 県立長野-22-046
- 質問
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解決
長野県における新聞統合の変遷を知りたい。
- 回答
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長野県における新聞統合は、1940年の第一次統合と1942年の第二次統合の2回に分けて行われている。
1. 第一次統合
昭和14(1939)-昭和15(1940)の間に県内39の日刊紙が下記6紙に統合された。
<北信>
『信濃毎日新聞』(長野市)
<中信>
『信州日日新聞』(松本市)
<南信>
『南信日日新聞』(上諏訪町)
『信州合同新聞』(飯田市)
<東信>
『中信毎日新聞』(岩村田町、現 佐久市)
『北信毎日新聞』(上田市)
この統合に関しては、統合前の39の日刊紙も含め、『長野県史 通史編 第9巻』(後述)p.470 表87「日刊新聞紙の整理統合」にまとめられている。
2. 第二次統合
昭和17(1942)年6月1日に長野県内発行の新聞は『信濃毎日新聞』1紙となり、他の5紙は廃刊した。
<参考>
下記資料に詳しい記載がある。
・『長野県百科事典 補訂版』信濃毎日新聞社開発局出版部編 信濃毎日新聞社 1981【N030/2a】
p.416「新聞統合」
・『長野県史 通史編 第9巻』長野県編 長野県史刊行会 1990【N209/11-4/9】
p.468-473「新聞の統制と統合・廃刊」
・『百年の歩み』信濃毎日新聞社「百年の歩み」編集委員会編 信濃毎日新聞社 1973【070/12】
p.348-349「日刊を6紙に統合」、p.354-356「五紙廃刊、県紙は信毎だけ」
- 回答プロセス
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1. 概要を確認する
『長野県百科事典』で概要を確認する。
2. 郷土資料分類 N209の書架で長野県全体の歴史について書かれている資料から、関連情報を探す。
『長野県史』などを参照した。
3. 『信濃毎日新聞』を発行している信濃毎日新聞社の社史を探す
<参考>
「リサーチ・ナビ 新聞をさがす」[最終確認日 2022年6月21日]
「地方の新聞を調べるには」[最終確認日 2022年6月21日]
<関連調べ方マニュアル>
・「県立長野図書館の新聞所蔵とデータベース利用について知りたい。」(県立長野-調-0011)
<関連事例>
・「戦前の新聞『南信日日新聞』と『北信日日新聞』を所蔵している図書館はどこか。」(県立長野-19-129)
・「昭和19年から24年に、長野県内で発行されていた「信濃毎日新聞」以外の地方紙を知りたい。」(県立長野-21-109)
・「戦前に長野県北安曇郡大町で発行されていた『信越新聞』について書かれた文献があるか。」(県立長野-13-016)
・「明治から昭和初期(戦前)にかけて県下でどのような新聞が発行されていたかが、一覧になっている資料はあるか。」(県立長野-03-020)
- 事前調査事項
- NDC
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- ジャーナリズム.新聞 (070)
- 参考資料
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信濃毎日新聞社開発局出版部 編 , 信濃毎日新聞社. 長野県百科事典 補訂版. 信濃毎日新聞社, 1981.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001525555-00 -
長野県/編集 , 長野県. 長野県史 通史編 第9巻. 長野県史刊行会, 1990.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005947114-00 -
信濃毎日新聞「百年の歩み」編集委員会/編 , 信濃毎日新聞「百年の歩み」編集委員会. 百年の歩み : 信濃毎日新聞. 信濃毎日新聞社, 1973-07.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059339299-00
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信濃毎日新聞社開発局出版部 編 , 信濃毎日新聞社. 長野県百科事典 補訂版. 信濃毎日新聞社, 1981.
- キーワード
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- 新聞--長野県--歴史
- 新聞統合
- 太平洋戦争 (1941-1945)--報道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000317415