レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年04月18日
- 登録日時
- 2022/11/12 17:57
- 更新日時
- 2022/11/12 17:57
- 管理番号
- 千県中児童-2022-02
- 質問
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解決
よもぎを摘む時に参考になる本、特に間違えやすい草があれば見分けるための児童書を探している。
- 回答
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次の資料を提供した。
【資料1】『楽しい草つみ花つみクッキング 1 草と花のカラフルおやつ』(農文協編 農山漁村文化協会 2020)
p18-19によもぎの「つむ場所」「つむ時期」「見わけ方」「つみ方」が掲載されており、p21にはよもぎの種類、p32には花のつくりや草のつくりについて紹介されている。
【資料2】『身近な植物と友だちになる本 1 たのしいつみ草おいしい木の芽』(おくやまひさし作 偕成社 2005)
p16-17「ヨモギ」に、「若芽は、こまかな毛がたくさん生えていて、白っぽくみえます」とあり。
摘みごろの大きさの株、かたまって生えている若芽、秋につく花、冬の根の写真がある。
「ゆでてしまうと、びっくりするほど量がへってしまうから、ヨモギは、たくさん用意しよう」とあり。
p38-39「毒草に気をつけよう」 トリカブトなどの写真が載っている。
【資料3】『生活科まちをたんけんしよう 8 よもぎをみつけた、おだんごつくろう』(嶋野道弘監修 ポプラ社 1996)
生活科の学習のための本。「よもぎを見つけよう」として、かたまって生えているよもぎの写真と、葉の形の写真がある。
【資料4】『野の草ノート であってうれしい草はともだち』(いわさゆうこ作 文化出版局 2004)
p5「ヨモギ」にヨモギのイラストのほか、「ヨモギに似た草、ブタクサ」の写真が小さくあり、「まちがってつまないでね」と書いてある。
【資料5】北海道「有毒植物による食中毒に注意しましょう!」
(https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kse/sho/tyu/kus/103029.html)
トリカブトとエゾヨモギの写真を並べて表示している。
【資料6】『ミニ雑草図鑑 雑草の見分けかた』(廣田伸七編著 全国農村教育協会 1996)
p106「ヨモギ」に、「葉は互生、下部の葉は長い柄があり羽状に深く切れ込む。葉裏には綿毛が密生し白く見える」「成植物、この位のものを薬草として使う」とした写真、「この位のものを草餅の材料にする」とした写真、ほか幼苗(地下茎と種子から発生したものそれぞれ)、花の写真など掲載されている。
【資料7】千葉県立中央博物館「野草・雑草検索図鑑」ページの「ヨモギ」
(http://chiba-muse.jp/yasou2010/img/photo/153.pdf)
解説には、「見分け方:身近に似た植物はない。ヨモギ独特のいい匂いがする」とある。
【資料8】『形とくらしの雑草図鑑 見分ける、身近な300種 野外観察ハンドブック』(岩瀬徹著 全国農村教育協会 2016)
p102-103に「ヨモギ」「ヤマヨモギ」が掲載。葉の形状や全体写真など写真が掲載されている。
【資料9】野田市 草花図鑑「ヨモギ(蓬)(キク科 ヨモギ属)」
(https://www.city.noda.chiba.jp/shisei/1016739/1016740/kusakoho/kusazukan/1012139.html)
ヨモギの特徴がカラー写真と一緒に掲載されている。PDF版は一般用とキッズ用でそれぞれ公開されている。
【資料10】『道ばたの食べられる山野草』(村田信義写真と文 偕成社 1997)
p44-45「ヨモギ」に、似た仲間として「ヨモギ属にはいるものだけでも30種以上もありますが、これらのうち、オトコヨモギ、オオヨモギ、ニシキヨモギなどが、同様に利用されています」と記載あり。
「ヨモギの芽出し。前年枯れた株がよい目印になる」とする写真や、若い苗と花を付けたヨモギの写真が掲載されている。
【資料11】『山菜と木の実の図鑑』(おくやまひさし著 ポプラ社 2003)
p26-27「ヨモギ」に【資料2】と類似した記述がある。このほか有毒植物関連のページp245に「芽の形で、種名がわかりますか?」として、小さな芽の判別が難しいことを示す中に、キツネノボタンとヨモギを比べる写真がある。
【資料12】『食べる野草図鑑 季節の摘み菜レシピ105』(岡田恭子著 日東書院本社 2013)
p60-64「ヨモギ」に特徴や、ヨモギを使ったお菓子の作り方が写真付きで掲載されている。また、p124毒草ガイド「トリカブト」項目には、「新芽の頃にはセリ(P70)、ニリンソウ、ヨモギ(P60)と似ているため、間違えての死亡事故もあるので注意。」と記載あり。
(インターネット最終アクセス:2022年8月30日)
- 回答プロセス
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・千葉県立図書館ホームページ「図書・雑誌・視聴覚資料検索」で、全項目「よもぎ」、書誌種別「図書児童」を入力して検索し、【資料1】【資料3】を発見。同様に全項目「よもぎ」で検索し、一般書のなかから読みやすい【資料12】を発見。
・児童資料室の植物の書架を確認し、【資料2】【資料4】を発見。
・Googleで「よもぎ 似ている草」と検索し、【資料5】を発見。
・大人向けの一般資料の分類470の書架を確認し、【資料6】を発見。
・レファレンス協同データベースの「よもぎ」に関連した例を確認。
「よもぎとブタクサの違いが分かる本はありますか。」(北九州市立中央図書館 2018)
(https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000233418)
・厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル」を確認。トリカブト類のページではニリンソウと比較しているが、ヨモギは載っていない。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/poison/index.html
・千葉県立中央博物館「野草・雑草検索図鑑」ページ(http://chiba-muse.jp/yasou2010/)
の「名前で検索」に、「ヨモギ」を入力して検索すると、解説、春の姿、初夏の姿、夏の姿、秋の姿、冬の姿のページを発見。(PDF版の【資料7】を発見)。また、野草カードの「図鑑紹介」のページ
(http://chiba-muse.jp/yasou2010/aboutYasouCard.html)に、【資料8】を発見。
・【資料8】と同様にインターネット上で野草を紹介しているページを探したところ【資料9】を発見。
・児童資料室の分類657の書架を確認し、【資料10】【資料11】を発見。
- 事前調査事項
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質問者が読んだ資料
『よもぎだんご ばばばあちゃんの絵本』(さとうわきこさく 福音館書店 2012)
- NDC
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- 食品.料理 (596 9版)
- 植物学 (470 9版)
- 森林利用.林産物.木材学 (657 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『楽しい草つみ花つみクッキング 1 草と花のカラフルおやつ』(農文協編 農山漁村文化協会 2020)(0600635097)
- 【資料2】『身近な植物と友だちになる本 1 たのしいつみ草おいしい木の芽』(おくやまひさし作 偕成社 2005)(0600324838)
- 【資料3】『生活科まちをたんけんしよう 8 よもぎをみつけた、おだんごつくろう』(嶋野道弘監修 ポプラ社 1996)(0600139544)
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【資料4】『野の草ノート であってうれしい草はともだち』(いわさゆうこ作 文化出版局 2004)
(0600307096) -
【資料5】北海道「有毒植物による食中毒に注意しましょう!」
(https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kse/sho/tyu/kus/103029.html) -
【資料6】『ミニ雑草図鑑 雑草の見分けかた』(廣田伸七編著 全国農村教育協会 1996)
(0105102276) -
【資料7】千葉県立中央博物館「野草・雑草検索図鑑」ページの「ヨモギ」
(http://chiba-muse.jp/yasou2010/img/photo/153.pdf) - 【資料8】『形とくらしの雑草図鑑 見分ける、身近な300種 野外観察ハンドブック』(岩瀬徹著 全国農村教育協会 2016)(0201044542)
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【資料9】野田市 草花図鑑「ヨモギ(蓬)(キク科 ヨモギ属)」
(https://www.city.noda.chiba.jp/shisei/1016739/1016740/kusakoho/kusazukan/1012139.html) - 【資料10】『道ばたの食べられる山野草』(村田信義写真と文 偕成社 1997)(0600164153)
- 【資料11】『山菜と木の実の図鑑』(おくやまひさし著 ポプラ社 2003)(0600369179)
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【資料12】『食べる野草図鑑 季節の摘み菜レシピ105』(岡田恭子著 日東書院本社 2013)
(2102604590)
- キーワード
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- よもぎ(ヨモギ)
- 野草(ヤソウ)
- 山菜(サンサイ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 児童書
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000324016