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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
福岡県立図書館 (2110014)管理番号
(Control number)
福参-1178
事例作成日
(Creation date)
20200717登録日時
(Registration date)
2021年11月15日 00時30分更新日時
(Last update)
2022年03月02日 11時25分
質問
(Question)
アフリカでは天の川のことを例えて「てんのせぼね」のような言い方をするらしいと聞いたが本当か。アフリカでは他にどんな例えがあるのか知りたい。
回答
(Answer)
調査した範囲では「てんのせぼね」について記載された資料は確認できなかった。

アフリカでの天の川の例えは以下のとおり

◆参考資料2『星の文化史事典』
地域別索引p.28 「◇アフリカ」の項目より「天の川」ではじまるものを確認。以下の記述あり。
「てんのせぼね」「背骨」についての記述なし。

p28-29
「天の川は牛の道[アフリカ、マサイ族、アルッシ族] ケニア、タンザニアのマサイ族によると、天の川は戦士たちの牛が歩む道だという。別の伝承では、ヌガイ神の息子である明るい星たちが歩く道で、息子たちはそこから地上を見守っているという。また、アルッシ族も神の牛の道としている。」

p29
「天の川は神々の道[アフリカ、カランガ族、バスト族] バスト族は天の川を神々の道と呼び、雷光鳥のとまるところと呼んだ。またカランガ族は創造神ムワリの通る道という。」

p33
「天の川は星の湖[ケニヤ、ナンディ族] ナンディ族は天の川を星の海と呼び、子供が水遊びをする湖としている。(後略)」

「天の川は灰[アフリカ、コイ族] コイ(ホッテントット)族では、天の川は炉の中の火が消えかけた灰のような弱い光なので、灰と呼んでいる。大小のマゼラン星雲は残り火という。」

「天の川は夜のものさし[コンゴ、タブワ族] アフリカ・コンゴのタブワ族は、天の川は空を二分するもので、夜のものさしと呼び、神の時計だという。(後略)」

「天の川は炉の残り火[アフリカ、サン族] アフリカ・カラハリ砂漠のサン族(ブッシュマン)は、銀河を炉の残り火と考えている。(後略)」

◆参考資料3『世界神話伝説大系』1 アフリカの神話伝説
p37
「20 星の由来」
「昔、ある所に一人の少女(おとめ)が住んでいました。(中略)少女は根気よく灰を掴んでは空に投げ上げていました。投げ上げられた灰は空に昇って、帯のような一筋に広がりました。(中略)それが今日の銀河または天の川であります。(以下略)」
の記述あり。

◇参考URL1「東日本大震災復興支援「集まれ!星たち!」キャンペーン
「金井三男さんの「集まれ!星たち」見上げて夜話」第166夜「夜の背骨」(2014年8月29日号)
https://atsuboshi.nao.jpn.com/yobanasi/yobanasi166.html  2021.06.25最終確認)

「(前略)ところが、カラハリ砂漠に住むブッシュマンの人々は、天の川のことを「夜の背骨」と呼びました。とてもおもしろい見方ですね。天の川が夜空を支えていると考えたからだそうです。(後略)」
の記述あり。
回答プロセス
(Answering process)
①事典類で調べる
参考資料1-2を確認する。

◆参考資料1『世界大百科事典』1
p446-447
「あまのがわ 天の川」の項目あり。
天の川の呼び名について以下の内容の記述があるが、アフリカの記述なし。

古代中国では<銀漢><河漢>・アイヌではペッノカ(川の姿)・エジプトでは<天上のナイル>・バビロニアでは<天上のユーフラテス>・ギリシア神話ではガラクシアス(乳の川)・エジプトでは、女神イシスが悪神チホンに追われたときにこぼしていったムギの穂の道・シリアとペルシアでは<わらの道>・ギリシアでは神々がオリュンポスの宮殿へ集まる銀色の道・スウェーデンでは<冬の道>・アメリカ原住民では<魂の道>・フィンランドでは<鳥の道> 

②一般図書で調べる。
自館資料より「星」「天体」「神話」「伝説」「アフリカ」に関する資料を確認。
参考資料3-10が見つかる。

◆参考資料4『星の伝説がわかる本』
p38-43
天の川に関する中国・フィンランド・日本の星伝説の記述あり。
アフリカや「てんのせぼね」「背骨」に関する記述なし。

◆参考資料5『世界の星空の見かたがわかる本』
p58
「天の川のエミューの姿 天の川の中央を暗黒帯が横ぎっていますが、オーストラリアの先住民アボリジニの人びとは、これを珍鳥エミューの影絵とみていました。」の記述あり。
アフリカや「てんのせぼね」「背骨」に関する記述なし。

◆参考資料6-10 
天の川について記述なし。

③インターネットで調べる
Googleブックスで「天の川 天の背骨」で検索
以下が見つかる。

『海燕, 第 3 巻、第 7~9 号 福武書店』
「検索結果1-1 / 1
145 ページ
砂漠で見る夜の星は、きらめきながら揺れているようだ。そして、満天の星が弦きを送ってくるように思える。「カラハリ砂漠に住んでいたクン族ブッシュマンは、天の川のことを〈夜の背骨〉と呼んでいました。それが天を支えていると思っ...」

キーワード「夜の背骨」でインターネット検索。
参考URL1が見つかる。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
恒星.恒星天文学  (443 10版)
参考資料
(Reference materials)
1 世界大百科事典 1 平凡社 2007.9 031/R/106-1 p.446-447
2 星の文化史事典 出雲 晶子/編著 白水社 2019.12 443/R/22 地域別索引p.28,p.29,p.33
3 世界神話伝説大系 1 名著普及会 1979.9 164//S42-1 p.37-38
4 星の伝説がわかる本 藤井 旭/著 誠文堂新光社 2008.5 443/8/50 p.38-43
5 世界の星空の見かたがわかる本 藤井 旭/著 誠文堂新光社 2008.5 443/8/49 p.58
6 アフリカを知る事典 小田 英郎/監修 平凡社 2010.11 302/4R/20
7 アフリカの創世神話 阿部 年晴/著 紀伊國屋書店 1981.8 164/4/1
8 アフリカ神話 ジェフリー・パリンダー/著 青土社 1991.4 164/4/2
9 世界神話伝説大系 2 名著普及会 1979.9 164//S42-2
10 銀河の道虹の架け橋 大林 太良/著 小学館 1999.7 388//61
1 「金井三男さんの「集まれ!星たち」見上げて夜話」第166夜「夜の背骨」(2014年8月29日号) https://atsuboshi.nao.jpn.com/yobanasi/yobanasi166.html 2021.06.25最終確認
キーワード
(Keywords)
天の川 天体 伝説 神話 アフリカ
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000307629解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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