レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年10月15日
- 登録日時
- 2013/10/15 15:01
- 更新日時
- 2013/12/22 16:47
- 管理番号
- 伊万里市民-2013-18
- 質問
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解決
「文帝之辞 朕これを聞く夫し天地万物の芽ばえ生ずるや滅せざるものなし蓋し死なるものは天の理地の自然なりなんぞはなはだしくこれを嫌うことあらんや」
この文帝は漢の時代の文帝か?唐の時代の文帝か?
- 回答
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前漢第五代皇帝文帝の言葉。
史記の孝文本紀の終盤、未央宮に崩じた場面の遺詔の中に
「朕の聞くところによれば、天下の生じたる万物で死なないものはないという。市は天地の理、万物の自然である。はなはだしく哀しむにはあたらない。…」
という記載がある。
- 回答プロセス
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ニッポニカで文帝を調べると前漢、魏、隋の時代にそれぞれいたらしい。
しかし、文帝(魏)→曹丕 文帝(隋)→楊堅と記載され文帝の項目には前漢の文帝のみ説明があったので、先ず前漢の文帝について調べる。
『史記』の考文本紀を読んでいくと質問者の示した「朕これを聞く…」と同じ意味の文章を見つけた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 作品集 (928 9版)
- 中国 (222 9版)
- 参考資料
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- 中国古典文学大系 10 史記 上 平凡社 1968 , ISBN 4-582-31210-1
- 日本大百科全書 20 ふ-へか 小学館 1994 , ISBN 4-09-526120-X
- キーワード
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- 文帝
- 漢
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000138713