レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/07/17
- 登録日時
- 2021/08/21 00:30
- 更新日時
- 2021/08/21 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-210109
- 質問
-
解決
岡倉天心の言葉で「茶碗の中の琥珀~」,「釈迦牟尼」などの文章が載っている本がみたい。お茶に関係する本である。
- 回答
-
下記資料を案内した。
資料1 岡倉天心著 桶谷秀昭訳『茶の本』 講談社, 1994.8【080/カ1/1138】
p.14 第一章 人情の碗の項
「なるほど局外者には,この空騒ぎめいたものが不思議に思えるかもしれない。(中略)象牙色の磁器の中の琥珀色の液に,その道の心得ある者は,孔子の甘美な寡黙,老子の諷刺,釈迦牟尼その人の天上の香気に触れることができる。」
資料2 『日本の名著 39』中央公論社, 1975【081/ニホ1970.4/39】
p.267 「茶の本,一 人情の碗」の項に以下の掲載がありました。
「門外漢からすれば,一見このから騒ぎはなんともふしぎなことに思われるかもしれない。(中略)象牙色の器にもられた琥珀の液体のなかに,その道の奥義をきわめたものは,孔子の控え目な沈黙や老子の刺すような警句,あるいは釈迦牟尼世尊の霊妙な香気に触れることができるであろう。」
資料3 田中仙堂著 『岡倉天心「茶の本」をよむ』講談社, 2017.5【791/オテ2017.5/Bコウカ】
p.323 「[第一章]人間性を盛る一碗」 第4段落「から騒ぎ」の項に以下の掲載がありました。
「何でもないことに対して何たる「から騒ぎ」,と関係のない人は戸惑うかもしれぬ。(中略)その道を心得たならば,孔子の心地よい沈黙,老子の辛辣さ,さらには,釈迦牟尼の霊妙な色香にさえ,象牙色の磁器に満たされた琥珀色の液体の中では触れることができる。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 茶道 (791 9版)
- 参考資料
-
- 岡倉天心/著 桶谷秀昭/訳. 茶の本. 講談社, 1994.8【080/カ1/1138】:
- . 日本の名著 39. 中央公論社, 1975【081/ニホ1970.4/39】:
- 田中/仙堂?[著]. 岡倉天心「茶の本」をよむ. 講談社, 2017.5【791/オテ2017.5/Bコウカ】:
- キーワード
-
- 岡倉, 天心(オカクラ, テンシン)
- 茶の本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000303442