レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年12月28日
- 登録日時
- 2023/01/16 16:00
- 更新日時
- 2023/06/07 09:49
- 管理番号
- 中2022-032
- 質問
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解決
音楽の音階がC(ツェー)で始まるのはなぜか?
- 回答
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回答プロセス①~⑤の内容を伝え、他にも⑥~⑧の資料があることも伝えた。
- 回答プロセス
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(以下、紙媒体資料については丸数字、その他の情報については丸括弧付き数字を表記する。)
所蔵資料調査
「音階」「音名」などをキーワードにして棚をあたった。
①『日本大百科全書 4』小学館 1985
p.527 音名の項目
「西洋音楽の音名は~ギリシアの二オクターブにわたる音名、ABCDEFG,HIKLMN OPに由来し、一〇世紀ごろからオド・ド・クリューニー(879?~942)によってCを初音とされた(オドの音名)」とあり。
②『中学生・高校生のための吹奏楽楽典・音楽理論』侘美秀俊/著 シンコーミュージック・エンタテイメント 2018
p.79「なぜ、音名の最初スタートが、英語で「C」(日本語で「ハ」)なのか?「ド=C」が音楽の基準となったのは後々のことである。~「C」は真ん中であるという説です。中世ヨーロッパでは「γーAーBーCーDーEーF」という風に、名前をつけていった。この時に「C」がちょうど、真ん中になることから、合唱の基準音として活用していこうというのが発端です。」とあり。
③『標準音楽辞典 アーテ』音楽之友社 2008
p.361「音名」の項目
「~しかし現在440Hzを1点、イとすることが一応世界的に採択されており~」とあり、表1によれば日本のイ→独のAとなり、独のCが伊のDO
④『親子で学ぶ音楽図鑑』キャロル・ヴォーダマン/ほか著 創元社 2016
p.16「ピアノの鍵盤1オクターブはABCDEFGの7つの白鍵と5つの黒鍵で構成されています。~鍵盤の中央に位置するCは「中央のC」と呼ばれ、基準の音として用いられています。」とあり。
⑤『音楽の基礎』鞍掛昭二/ほか著 音楽之友社 1997
p.30「イ音の振動数を440Hz/secと決めたものを音の標準高度といい、現在ではこれを国際標準音として使っています。」とあり。
⑥『音と音楽の基礎知識』大蔵康義/著 国書刊行会 1999
⑦『ジュニア楽典』山下薫子/著 音楽之友社 2018
⑧『音楽のあゆみと音の不思議4 音楽のしくみとルール』小村公次/著 大月書店 2019
ドレミファソラシの由来や基音・倍音についてなどが書かれている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 音楽 (760)
- 参考資料
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日本大百科全書 4 (おおつーかき). 小学館, 1985.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001743893-00 , ISBN 4095260041 -
侘美秀俊 著 , 侘美, 秀俊. 中学生・高校生のための吹奏楽楽典・音楽理論. シンコーミュージック・エンタテイメント, 2018.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I029200429-00 , ISBN 9784401646074 -
音楽之友社. 標準音楽辞典 ア-テ 新訂, 第2版. 音楽之友社, 2008.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009343002-00 , ISBN 9784276000070 -
キャロル・ヴォーダマン ほか 著 , 山崎正浩 訳 , Vorderman, Carol , 山崎, 正浩. 親子で学ぶ音楽図鑑 : 基礎からわかるビジュアルガイド. 創元社, 2016.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027528329-00 , ISBN 9784422414164 -
鞍掛昭二 [ほか] 著 , 鞍掛, 昭二. 音楽の基礎 : 音楽理解はじめの一歩. 音楽之友社, 1997.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I003307755-00 , ISBN 4276100488
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日本大百科全書 4 (おおつーかき). 小学館, 1985.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000327473