レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年06月08日
- 登録日時
- 2023/01/19 15:12
- 更新日時
- 2023/04/07 16:09
- 管理番号
- 北広島町2017-04
- 質問
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解決
吉川元春は、文武両道の武将であり、陣中で『源氏物語』や和歌集を愛読していたというが、本当か?
- 回答
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資料1『吉川元春』瀬川秀雄,マツノ書店,1985.
p477~486 元春の文才
吉川元春が文才に富んだ人物であることを説明している。
p476
「戦闘中と雖、猶餘裕綽々として、忙中にも閑日月あるの有様であった。而して元春は其の期間を利用して、古今和歌・伊勢物語・源氏物語・太平記(中略)の諸書を愛讀してゐたものと思われる」という記述もある。
資料2『戦国大名と読書』小和田哲男,柏書房,2014.
p.163~165 毛利・吉川氏と『平家物語』『太平記』
毛利・吉川家の武将達がどのように『平家物語』や『太平記』に触れていたのか紹介している。
p.164
「元就の二男吉川元春が陣中で書写した吉川本『太平記』は有名」
p174~190 武将達はなぜ王朝古典文学を読んだのか
吉川元春の例は載っていないが、戦国武将が連歌会や歌会に参加する際の、基礎教養として『源氏物語』や『伊勢物語』を知っておく必用があったことが説明されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 10版)
- 個人伝記 (289 10版)
- 中国地方 (217 10版)
- 参考資料
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資料1 瀬川秀雄 著 , 瀬川, 秀雄, 1873-1969. 吉川元春. マツノ書店, 1985.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001788073-00 -
資料2 小和田哲男 著 , 小和田, 哲男, 1944-. 戦国大名と読書. 柏書房, 2014.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025127147-00 , ISBN 9784760143382
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資料1 瀬川秀雄 著 , 瀬川, 秀雄, 1873-1969. 吉川元春. マツノ書店, 1985.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000327606