レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/02/01
- 登録日時
- 2023/03/09 00:31
- 更新日時
- 2023/03/09 00:31
- 管理番号
- 6001059671
- 質問
-
解決
四天王寺内にある番匠堂について書かれた資料を教えてほしい。
特に番匠堂が建立された経緯を知りたい。
- 回答
-
以下の資料に番匠堂についての記載があり、2002年(平成14年)に金剛組によって寄進されたことなどが書かれています。
・「縁 その18 聖徳太子は番匠(大工)の神様」『四天王寺』782(四天王寺 2017.11)p.19
(株)金剛組 相談役の植松襄一さんのお話が載っています。
「聖霊院猫之門の前にある番匠堂は、現在総代の平岡英信氏から曲尺(かねじゃく)太子像のご寄進を受けた四天王寺様から、金剛組に像を安置する場所についてご相談を受けた際に、第39代正大工職金剛利隆社長が、お堂をお造りして寄進させていただいたものです。」とあります。
・「平成27年四天王寺行事カレンダー」『四天王寺』770(四天王寺 2015.11)p.26
「11月22日 番匠堂曲尺太子奉賛法要 10:00~」
以降の年の11・12月号のカレンダーにも記載されています。
・『家づくりの基礎知識:これ1冊ですべてが分かる! 2012▷2013年版』(中村義平二/監修 建築資料研究社 2012.4)
p.240 知っトク?家づくり8 聖徳太子
「11月22日は聖徳太子の命日。毎年、全国各地の太子像を祀った寺などで「太子祭」が執り行なわれるが、有名なのは大阪・四天王寺の番匠堂祭(「番匠=ばんしょう」とは寺院建築などに関わる職人の呼び名)ではないだろうか。祭には大工を中心に手仕事職人が多数集まって聖徳太子の遺徳(いとく)を偲ぶ。」とあります。
・『史跡四天王寺旧境内保存活用計画』(四天王寺/編集 四天王寺 2019.5)
p.81 表19 南部・南大門地区の主な建築物
番匠堂の「創建年・時期」「築造年・時期」共に不明となっています。
p.98-99 100 番匠堂
建築構造や規模寸法などの記載があります。「創建年・時期」「築造年・時期」は不明となっています。
また、金剛組のホームページの「金剛組について 沿革」に記載がありました。(2023/2/1現在)
https://www.kongogumi.co.jp/about_history.html
「2002年 平成14年 四天王寺境内に全国の宮大工発祥の地として「番匠堂」を建立しました。番匠堂には大工の神様ともいわれている曲尺を持った聖徳太子が祀られています。毎年11月22日には四天王寺番匠堂曲尺太子奉賛法要が行われ、建設関係者が大工・建築技術向上や工事の無事安全を願います。」
一般社団法人 日本建築大工技能士会のホームページにも番匠堂の記載がありました。(2023/2/1現在)
https://jptca.jp/番匠堂/
「大阪・四天王寺、番匠堂の建立に協力」
https://jptca.jp/事業・活動/
「現在の重点活動…4 大阪・四天王寺に聖徳太子をお祀りする「番匠堂」の奉賛法要への協力」
[事例作成日:2023年2月1日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 10版)
- 日本の建築 (521 10版)
- 参考資料
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- 四天王寺 四天王寺事務局 四天王寺 782(2017.11・12) (19)
- 四天王寺 四天王寺事務局 四天王寺 770(2015.11・12) (26)
- 家づくりの基礎知識 2012▷2013年版 中村/義平二∥監修 建築資料研究社 2012.4 (240)
- 史跡四天王寺旧境内保存活用計画 四天王寺‖編集 四天王寺 2019.5 (81、98-99)
- https://www.kongogumi.co.jp/about_history.html (金剛組「金剛組について 沿革」(2023/2/1現在))
- https://jptca.jp/番匠堂/ (一般社団法人 日本建築大工技能士会「大阪・四天王寺、番匠堂の建立に協力」(2023/2/1現在))
- https://jptca.jp/事業・活動/ (一般社団法人 日本建築大工技能士会「現在の重点活動」(2023/2/1現在))
- キーワード
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- 四天王寺(シテンノウジ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 大阪
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000330015