栃木県初空襲については、過去に回答事例があります。
参考「昭和17年4月中旬に日本初の空襲があった。栃木県上空も飛行機が通過したと思う。栃木県内の飛行機の目撃記録があれば教えてほしい。」(tr365)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000169777この際に下野新聞には掲載がないことを確認しているため、改めて全国紙地方版をお調べしたところ、以下の記事を確認しました。
<調査期間:昭和17(1942)年4月18日~昭和17(1942)年4月23日>
・読売新聞栃木版 昭和17(1942)年4月19日4面「空襲なんぞ恐れん 一糸亂れぬ民防空陣」
・東京日日新聞栃木版 昭和17(1942)年4月19日4面「野州は泰然自若 空襲警報 監視隊大活躍」
・東京日日新聞栃木版 昭和17(1942)年4月21日4面「發表以外はデマ 縣が防空訓を發表」
なお、朝日新聞栃木版については、マイクロフィルムの所蔵が昭和28(1953)年1月からであるため、確認できませんでした。
このほか当時の新聞ではありませんが、以下の記事も確認しました。
読売グループの地域情報誌「宇都宮よみうり」の記事で、マイクロフィルム化して保管しています。
・宇都宮よみうり 昭和61年4月18日2面「初空襲物語① 花冷えの街に警報 西那須野に1発」
・宇都宮よみうり 昭和61年4月22日2面「初空襲物語② 低空で飛ぶ“怪鳥” 農家の庭先に」
・宇都宮よみうり 昭和61年4月25日2面「初空襲物語③ 県北になぜ投下 見物人で“大にぎわい”」
※『那須の太平洋戦争』(北那須郷土史研究会/編 下野新聞社 1996)p.142「(2)西那須野駅近くの爆弾落下」で紹介されていた記事の出典となります。