レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 京都市図書館 (2210023) | 管理番号 (Control number) | 京都市中央2008-058 | |||||
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事例作成日 (Creation date) | 2009年01月21日 | 登録日時 (Registration date) | 2009年03月14日 12時16分 | 更新日時 (Last update) | 2013年01月27日 09時09分 | |||
質問 (Question) | 京都の三条釜座(さんじょうかまんざ)で,茶釜や燈籠などを生産していた歴史がわかる資料はないか。 | |||||||
回答 (Answer) | 『国史大辞典 3』(国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館) p562[かまんざ 釜座]項あり。 「通常,三条釜座といい,京都三条通新町西入の町すなわち釜座町に集住した鋳物師の集団。」 「特に中世末より茶湯釜に優美な京作として名を馳せた。」 「釜座の製品は,梵鐘をはじめとして,鰐口・灯籠・擬宝珠,さらに鍋・釜・鉄瓶などの日常雑器に至っている。」 p562[かまんざ 釜座]項がもうひとつあり。 「三条釜座ともいい,京都市中京区三条通新町西入の町を釜座町という。」 「釜座の地名は,もちろん鋳物師の集住によってその名を得たもので,…」 『日本歴史地名大系 27(京都市の地名)』(平凡社) p800~801[三条釜座]項あり。 「鋳造業者の同業組合で,中世以来,三条釜座町を中心に鋳物師が居住した。」 「その鋳造品は,梵鐘・水盤・塔九輪・擬宝珠・露盤から釜・鍋・茶道具・鉄瓶・銚子燗鍋などであったが,…」 p801[釜座町],p690[釜座通]項もあり。 『角川日本地名大辞典 26-[1](京都府)』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店) p386[かまんざどおり 釜座通]項あり。 「中世の梵鐘や茶釜の鋳造で知られる三条釜座が通り名の起こりである。」 p385~386[かまんざちょう 釜座町<中京区>]項もあり。 『角川茶道大事典 本編』(林屋 辰三郎/[ほか]編集 角川書店) p574[三条釜座]項あり。 「京都における鋳造業者の同業組合。平安時代より三条釜座町(現,中京区三条通新町西入)を中心に鋳物師が居住したといわれており,鎌倉時代には存在していた…」 「ここで鋳造されていたものは梵鐘,水盆,仏塔の九輪・宝珠・露盤,鎌,鍋,茶釜,鉄瓶,銚子,燗鍋類に及んだ。」 『京都大事典』(佐和 隆研/[ほか]編集 淡交社 p442[三条釜座]項あり。 「三条通の新町・西洞院間にあった鋳物師の座。」 「…鍋釜の販売を独占。戦国期以降諸国の鐘の鋳造も行い,茶釜などの高級技術を要する鋳物の座としても知られた。」 p192[釜座通]項もあり。 『京都の歴史 3(近世の胎動)』(京都市/編 京都市史編さん所) p199[三条町かまの座],p530~534[三条釜座]文あり。 『京都の歴史 4(桃山の開花)』(京都市/編 京都市史編さん所) p429~434[茶釜と銅鐘]文あり。 『まちと暮らしの京都史』(文理閣) p200~203[【近世9 三条釜座の盛衰】「天下一」称した鋳物師 武家政権の軍需工場にも]文あり。 『茶の湯の釜』(大西 清右衛門/著 淡交社) p86~87[三条釜座]文あり。 | |||||||
回答プロセス (Answering process) | ||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) | ||||||||
キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||
備考 (Notes) | ||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||
登録番号 (Registration number) | 1000052431 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |