レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/05/28
- 登録日時
- 2016/03/31 00:30
- 更新日時
- 2018/07/20 13:31
- 管理番号
- 参調 15-0005
- 質問
-
未解決
吉田松陰の言葉「教えるの語源は愛しむ」の出典を知りたい。
- 回答
-
当館書誌データで吉田松陰の語録などを確認し、該当の言葉をを調査しましたが確認できませんでした。
インターネットを検索したところ、「名言ソーシャルネットワーク『Fesh』」(http://www.fesh.jp/)(2015.5確認)というサイトがあり、この中で『吉田松陰名語録 人間を磨く百三十の名言』(川口雅昭著 至知出版社2005)からの引用としてお探しの言葉が紹介されていました。
2018年7月20日追加情報
『吉田松陰名語録 人間を磨く百三十の名言』の記載について確認情報が得られました。
同書p59に、松蔭の言葉「人才はこれを育するに道あらば、即ち成るものなり」(「弘化3年(一八四六)閏五月 「夷賊防御の策」」)を紹介した部分の著者の解説として、「教えるという言葉の語源は「愛しむ」、つまり、愛することと聞く。指導者たる者、相手を自分の子と思えば、決して見捨てることなどできまい。」とあります。(該当部分のみ引用)
また、同書p103に、松蔭の言葉「往く者は追はず、然れども其の前日の善美を忘るることなかれ。来る者は拒まず、又其の前日の過悪を記することなかれ。苟も是の心を以て至らば斯れ之れを受けんのみ。徒に心のみに非ず、斯の面を以て来る者と云へども、亦是れを受けんのみ。(「安政三年(一八五六)六月「講孟剳記」)を紹介した部分の著者の解説として、「なんという優しさであろうか。教えるの語源という「愛しむ」=愛するそのものである。」とあります。(該当部分のみ引用)
いずれも、吉田松陰ではなく引用資料の著者の言葉であるため、「教えるの語源は愛しむ」の出典は不明です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 7版)
- 参考資料
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- 1 風になった男、吉田松陰 渡部/かつみ?著 山上書房 1996.7 289.1/Y
- 2 松陰語録 童門/冬二?著 致知出版社 2002.3 289.1/Y
- 3 素顔の吉田松陰 前野喜代治∥著 成文堂 1983.8 289.1/Y
- 4 大教育者のことば 井上/久雄?著 川口/雅昭?訳編 致知出版社 2007.12 370.4/D
- 5 日本を教育した人々 齋藤/孝?著 筑摩書房 2007.11 S372.106/NI
- 6 人をつくる教育国をつくる教育 小室/直樹?著 大越/俊夫?著 日新報道 2002.7 370.4/HI
- 7 人はなぜ勉強するのか 岩橋/文吉?著 モラロジー研究所 2005.6 289.1/Y
- 8 吉田松陰 海原/徹?著 ミネルヴァ書房 2003.9 289.1/Y
- 9 吉田松陰一日一言 吉田/松陰?[著] 川口/雅昭?編 致知出版社 2006.12 289.1/Y
- 10 吉田松陰に学ぶ男の磨き方 川口/雅昭?著 致知出版社 2014.7 399.1/Y
- 11 吉田松陰の教育像 吉村忠幸∥著 吉村忠幸 1985.3 289.1/Y
- 12 吉田松陰の人間学的研究 下程勇吉∥著 広池学園出版部 1988.10 289.1/Y
- 13 吉田松陰留魂録 岡崎功∥著 新人物往来社 1975 289.1/Y
- キーワード
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- 吉田松陰
- 言葉
- 教えるの語源は愛しむ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000190488