レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/06/23
- 登録日時
- 2016/10/29 00:30
- 更新日時
- 2016/11/01 10:38
- 管理番号
- 0000001410
- 質問
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解決
『続史愚抄』より後の時代の編年史をみたい。
- 回答
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(1)『国史大辞典 8』p624「続史愚抄」の項によると、『続史愚抄』(柳原紀光編)は、「『三代実録』以後の国史の修撰を意図していた父光綱の志を継承したものというが(中略)本書ははじめ六国史をうけて宇多天皇に始まる計画であったものと察せられる。」とある。
(2)『大日本史料』に収録されていないか、『国史大辞典 8』p831「大日本史料」の項を確認すると、「明治以来六国史を継ぐ国史編纂の事業から起って、今日も編纂刊行が続けらている日本歴史の一大編年史料集。」とあり、『「大日本史料』の収録範囲であることがわかる。
(3)しかし、『続史愚抄』は後桃園天皇の時代(-1779)までで、その後の年代の『大日本史料』はまだ刊行されていない。
(4)東京大学史料編纂所「大日本史料総合データベース」(http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller 確認日2015-6-23)によると、収録史料に「史料稿本」があり、以下の説明がある。
「「史料稿本」は、『大日本史料』の手書きの草稿です。明治に作成されました。範囲は仁和3年(887)から慶応3年(1867)までです。綱文・史料名(書名)・史料引用があります」
検索できるテキストは構文だけであるが、手書き草稿の画像がインターネット上で閲覧できる。
(「史料稿本」についての詳細な説明も、『国史大辞典 8』「大日本史料」の項にあり)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (21 9版)
- 参考資料
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- 1 国史大辞典 8 国史大辞典編集委員会?編 吉川弘文館 1987.10 R210.03/95/8
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2 東京大学史料編纂所「大日本史料総合データベース (http://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller 確認日2015-6-23)
- キーワード
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- 続史愚抄
- 大日本史料
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000198892