レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/12/05
- 登録日時
- 2014/02/16 00:30
- 更新日時
- 2014/04/08 14:04
- 管理番号
- 6000003906
- 質問
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解決
十二支の中に猫がいないのはなぜか。
- 回答
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民俗学的な理由(伝説等によるもの)については、以下のようにありました。
『日本民俗大辞典 上』(福田アジオ/[ほか]編 吉川弘文館 1999.10)
819ページ「十二支の由来」によると、
『神様が動物を集合させ、12番目までに到着した動物を十二支にするとしましたが、猫は集合する日を忘れ、ネズミに聞いたところ、ネズミがわざと次の日を教えた。猫は集合日に神様のもとに行くことができずに、十二支に入れなかった』というものです。
『お釈迦さまが亡くなったときに動物たちが集まったという話もある』と書かれています。
『中国の十二支動物誌』(鄭高詠/著 白帝社 2005.3)
16-20ページにも、同じエピソードが記載されています。
なお、本来、子・丑・寅…、に動物の意味はなく、中国の戦国時代に動物に当てはめるようになった、と
『暦の百科事典』(暦の会/編 本の友社 1999.11)
309ページに出ています。
中国の「十二支の由来」≪中国国際放送局≫(2013/12/5現在)
http://japanese.cri.cn/941/2009/11/18/1s150427.htm
このページによると、「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」の方が先に存在し、動物の干支は、これら抽象的な単位を覚えやすくするため、後から当てはめたものだそうです。 また、この十二種の動物の選び方と順番が現在のようになったのは、各種類の動物の活動時間が理由だそうです。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 8版)
- 参考資料
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- 日本民俗大辞典 上 福田/アジオ∥[ほか]編 吉川弘文館 (819)
- 中国の十二支動物誌 鄭/高詠∥著 白帝社 (16-20)
- 暦の百科事典 暦の会∥編 本の友社 (309)
- キーワード
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- 干支(エト)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000149327