レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年09月26日
- 登録日時
- 2022/12/13 18:41
- 更新日時
- 2023/03/16 14:05
- 管理番号
- 埼久-2022-069
- 質問
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解決
比企郡の小川町立小川小学校の校歌は、服部躬治(福島県出身)の作詞である。
『小川小学校誌』などの資料に、服部躬治がこの校歌を作詞した経緯などが記されているかを知りたい。
- 回答
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下記の資料を紹介した。
『小川小学校誌 資料編 第1集』(小川小学校誌編集委員会編 小川小学校誌編集委員会 1992)
p126-130「第五節 校歌の由来」に、「小川小学校の校歌と校歌の制定」「作詞者服部躬治の経歴」「作曲者多久毎の経歴」「片岡元三校長の英断」あり。
p127「ところで、作詞・作曲を誰に依頼したらよいか、種々考究した結果、子女たちが学んでいた跡見女学校の先生が適任ということになり、作詞を大和田建樹に依頼することとなった。(中略)ところが折悪しくも大和田建樹は病気中であったので、彼は同じ跡見女学校の教師である服部躬治を、自分の替わりに推薦されたのである。」とあり。
『校歌 いちばん身近な詩,企画展』(さいたま文学館編 さいたま文学館 2013)
p9「地元のために英文学者が作った校歌」
「戦前、校歌の作詞は国文学者や歌人をはじめ、社会的地位が高い者に依頼することが多かった。」とあり。
p10-11 「戦前に文部大臣の認可を受けた校歌一覧・分布図」に、明治42年(1909)に認可された小学校の校歌として作詞者服部躬治の名前あり。
『小川町の歴史 資料編 6 近代』(小川町編 小川町 2000)
p625-645 「第5節 義務教育と社会教育」
p629「明治四十二年(1909)十二月 小川第一尋常高等小学校校歌選定認可」の「校歌選定認可願」に「文学士 服部躬治 作歌」とあり。
- 回答プロセス
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1 自館目録で〈小川小学校誌〉〈小川小学校〉〈校歌〉を検索する。
2 《国立国会図書館レファレンス協同データベース》(https://crd.ndl.go.jp/reference/ 国立国会図書館)を〈小川町 & 小川小学校〉で検索する。
3 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈小川小学校〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は、2022年9月26日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 幼児.初等.中等教育 (376 9版)
- 声楽 (767 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 参考資料
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- 『小川小学校誌 資料編 第1集』(小川小学校誌編集委員会編 小川小学校誌編集委員会 1992)
- 『校歌 いちばん身近な詩,企画展』(さいたま文学館編 さいたま文学館 2013)
- 『小川町の歴史 資料編 6 近代』(小川町編 小川町 2000)
- キーワード
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- 校歌-埼玉県-小川町
- 服部 躬治(ハットリ モトハル)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000325657