レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/03/05
- 登録日時
- 2020/04/01 00:30
- 更新日時
- 2020/04/01 00:30
- 管理番号
- 6001043254
- 質問
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解決
白木村(現・南河内郡河南町)に江戸時代に存在した白木陣屋について、特に同陣屋と下館藩との関わりについて、町史における記載を確認したい。
- 回答
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河南町の「町史」にあたる資料としては、次の資料があります。
・『白木村誌』(白木村誌編纂委員会/著 大阪府南河内郡河南町教育委員会事務局 1957)
・『河南町誌』(河南町誌編纂委員会/編纂 河南町役場 1968)
・『河南町誌 続』(続河南町誌編纂委員会/編集 河南町 2004.9)
このうち、『河南町誌 続』は、町制施行(昭和三十一年)以後の事績を扱っており、近世以前の記述はありません。そのため、『白木村誌』と『河南町誌』を確認しました。
『白木村誌』には以下の記載がありました
・p.1-12 『序章 郷土のむかし(明治維新まで)』内に「近世までの郷土」「藩主石川氏と近世の郷土」「白木御役所と東山御役所」という項があります。
この項の中に「石川播磨守の墓」(p.5)や「白木御役所の平面図」(p.10‐11)があります。
『河南町誌』には以下の記載がありました
「第三章 のびゆく近世の郷土 第二節 郷土における幕藩政治」の「一 所領の異動・細分-政治に統一なし」に「亀山藩主(後、下館)石川氏領」という項目があります(p.216-217)。
同節「五 下館藩の飛領地-白木役所」の項の中に「白木役所」「遠祖源氏からの石川氏系図」「藩主石川氏代々の略記」「白木役所の代官」「下館藩領(白木役所下)の制度沿革調」などの記載があります(p.233‐257)。
「第三章 のびゆく近世の郷土 第三節 江戸時代中期の栄え」の「一 貨幣経済の発達と町場の繁栄-藩札」内に「白木札」という項目があり、「この地方で最も広く通用した藩札に「白木札(ふだ)」というのがあった。下館藩白木役所の発行であった」という一文があります(p.268‐269)。
同章「第四節 幕藩衰運の時代」には「四 下館藩の財政窮乏と河内領の重い負担」という項があります(p.331‐337)。
また、「第七章 村落の長き営み」内に「六 白木村」という項があります(p.806‐823)。この項の中に「白木三郷」「領主と代官役所」「白木役所のあと」などの項目があります。
〔事例作成日:2020年3月5日〕
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 10版)
- 参考資料
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- 白木村誌 白木村誌編纂委員会∥著 大阪府南河内郡河南町教育委員会事務局 1957
- 河南町誌 河南町誌編纂委員会∥編纂 河南町役場 1968
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 大阪,地名・地域
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000279944