レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2023/03/09 21:22
- 更新日時
- 2023/03/21 11:49
- 管理番号
- 松中央-23-04
- 質問
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道後の放生園は、昔、放生池という池だったそうだが、その池について知りたい。
- 回答
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『愛媛県百科大事典(下)』(1985年/発行:愛媛新聞社)p.435には、「放生会(ほうじょうえ)」の項目があり、放生会を”仏教の殺生戒に基づき、生き物を池川山林に放って供養に供する儀式”と説明し、この放生会の神事があったかどうかは不明としながらも、”伊佐爾波神社の放生池は元文2年(1737)松山藩主が造ったものであるが、現在は潰されていて小公園になっている”と記している。
また、『予陽郡郷俚諺集』奥平貞虎/著(1987年/発行:伊予史談会)p.23では、”元文2年春、当太守公、命じて、湯神社の麓に放生池をほらさしむ”とある。
そのほか『道後村めぐり案内記』山野芳幸/著(1994年/青葉図書)p.72~77では現在の放生園の様子が説明されているほか、p.73に昔の放生園(池)の写真が掲載されている。
(その他参考になる資料)
『伊豫史談 348号』(2008年/発行:伊予史談会)所収(p.11~21)の論文「湯築城下、湯之町と寺井内川水系」湯築丘周辺の水系及び放生池について、現在に残る地形や絵図をもとにした考察がされている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 参考資料
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愛媛新聞社愛媛百科大事典編集委員室/編. 愛媛県百科大事典 下巻. 愛媛新聞社, 1985.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I020230871-00 -
奥平貞虎 編 , 野田長裕 編 ; 伊予史談会 編 , 奥平, 貞虎 , 野田, 石陽, 1775-1827 , 伊予史談会. 予陽郡郷俚諺集. 伊予史談会, 1987. (伊予史談会双書 ; 第15集)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001908370-00 -
山野芳幸 著 ; 道後村協議会 編集 , 山野, 芳幸 , 道後村協議会. 道後村めぐり案内記 : いで湯と歴史と文学のふるさと. 青葉図書, 1994.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I075526153-00 , ISBN 4900024325 - 伊豫史談 348号 高須賀 康生/編 伊予史談会 2008.1
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愛媛新聞社愛媛百科大事典編集委員室/編. 愛媛県百科大事典 下巻. 愛媛新聞社, 1985.
- キーワード
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- 放生池
- 道後湯之町
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000330086