①では、
「立ったときの姿勢
1.かべ、または柱があるところをえらんで、かかと、おしり、背中、頭をかべにぴったりとくっつけて立ってください。
2.両足のかかとを、左右に10センチメートルから15センチメートルくらい、開いてください。
3.つま先で軽くからだをささえ、左手をにぎってこぶしをつくり、背中とかべのあいだに入れてください。そのくらい、からだがかべよりはなれるわけです。
4.目は、水平線よりすこし上を見てください。そのとき、あごをぜったいにつきださないように注意しましょう。
5.上半身は、右にふっても左にふっても、自由自在に動くように、力をぬいてください。
まず、かたをあげさげして、力をぬき、つぎに、上半身を左右にぶらぶら軽く動かしてみましょう。
6.ひざをかるく曲げ、かかとを地面からはなして、つま先で立ってみます。つぎにしずかに、かかとを地面につけます。これを何回か、くりかえすことによって、体の重心が、また下あたりにくるように、心がけましょう。
全身が見えるかがみの前で練習するのも、上達のひとつの方法です。」
と記載されていて、立った姿勢のイラストも掲載されている。
②では、「立ってうたうときの姿勢」の項目で、立って歌うときの注意すべき点が以下のように記載されている。
「?あごを突き出しすぎたり、とくに引きすぎたりしないこと。
?体のどこにも不自然な力がかからないようにすること。とくに肩や手の力はぬくように気をつけること。
?背すじはまっすぐに伸ばし、腹を突き出したり、不必要に腹を引きすぎたりしないこと。
?足は両足を少し開いて、同じ横線上にそろえて立つか、どちらかいっぽうの足を、少し前に踏み出した形で立つようにすること。
?重心の位置は、それぞれの足の裏のほぼまん中の点を結んだ直線上の中央部よりやや前方に置くこと。重心が前後のどちらかにかかりすぎてもいけません。とくに重心をかかとに近いうしろのほうにおく立ちかたは、避けるようにしましょう。」
③では、p.18の「立って歌うときの正しい姿勢」の項目で、正しい姿勢のポイントが以下のように記載されている。
「目を大きめに開く感じであごを少し引きぎみにする」
「かたの力をぬく」
「上へひっぱられる(胸をはるような感じ)」
「背すじをキリッと正す(おしりが上へひっぱられる感じ)」
「「つちふまず」に体の重みをかける 両足は肩幅くらいに開く」
また、p.19の「立って歌うときの正しい姿勢」の項目では注意点として、
「あごが出ないようにする!」
「背すじをキリッとのばす!」
「お腹がでないようにする!」
と、記載されている。
④では、p.14の「よい声はよい姿勢から」の項目で、
「まずは、力を抜いてリラックス。体がガチガチになっていては、のびやかな声になりません。首をグルグルまわしたり、肩や腰をまわして体をほぐしましょう。そして、背筋をスーッと伸ばし、頭から重心を1点に集めるように、まっすぐに立ちます。
歌っているうちに、つい前のめりなったり、あごが上がってくる人がいますね。合唱は、「脱力」が基本だということを、忘れないでいてください。」
と、記載されている。
さらに、p.15の「歌うときの姿勢」の項目では、正しい姿勢のポイントが以下のように記載されている。
「視線は正面よりすこし上に向ける」
「あごを引いて、頭をまっすぐに」
「肩の力を抜く」
「背筋を伸ばす」
「手はうしろに組まず、ふわっと」
「お尻をキュッと引き締めて」
「足をこぶし2個分くらい開く」
⑤では、
「正しいしせいをおぼえよう
よくひびくきれいな声をだすためには、息のとおり道がまっすぐになっている必要があります。かべに背中をくっつける感じで背すじをピンとのばして立ち、正しいしせいのイメージをおぼえましょう。ただし、しせいを気にしすぎて、からだがかたくならないように。
背すじと首すじはのばして、肩の力はぬきましょう。あごを上にあげたり、おなかをだしたりしないように気をつけて。足はかるくひらいて、足のうらを地面にしっかりとつけるのも忘れずに。友だちにみてもらったり、鏡にじぶんの全身をうつしてみたりしてたしかめましょう!」
と記載されている。