レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/7/8
- 登録日時
- 2022/11/22 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:42
- 管理番号
- M22070916136729
- 質問
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ビールの王冠にあるギザギザの数はいくつか。また、数は決まっているのか。
- 回答
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①『ビールがおいしくなる話』にビール瓶の栓の改良について説明があり、1892年にウイリアム・ペインターが現在の王冠栓を発明したことは書かれているが、ギザギザの数については記述がない。
②『近代日本のビール醸造史と産業遺産』には、製瓶の近代化は瓶形状の規格統一につながり、そのことからビールでは1912年頃から王冠の使用も可能となったことが出ているが、ギザギザの数については記述がない。
③『ビール語辞典』には「おうかん(王冠)」の説明として、「「スカート」と呼ばれる21本の溝が施された金属製の蓋」とある。その他、日本に王冠が入ってきたのは1900年だったが、瓶製造の技術が不十分だったので普及には時間がかかったといった説明がある。
④『ビールの基礎知識』にも、「王冠のギザギザの数は決まっていた!」とあり、「瓶ビールに欠かせない王冠は、(中略)この数は、実は決まっていて21個ある。瓶ビールを頼んだ際は、ぜひ確かめてみて。」とある。
⑤『図説ビール』に瓶と王冠について説明があり、「王冠栓のギザギザの数は、ビール、清涼飲料とも、ほとんどが二一個だ。これより少ないとはずれやすくなり、逆に多いとびんをしめつけすぎ、開けにくくなる。」とある。
⑥『ビール事典』にも「王冠のギザギザは21個が定番」とあり、「力学的に3の倍数が最も安定するからだ。18だと外れやすく、24だと強すぎて開けにくい。そこで、21個に統一された。」とある。
⑦「ビールのトリビア20杯」にも同様に口を締めるとき3点で力を加えるため、3の倍数である21個が適しているとある。また、「ギザギザの数は、小瓶、中瓶、大瓶とも21個である(特大瓶は24個)。」と特大瓶には24個の場合もあることが出ている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品工業 (588 9版)
- 参考資料
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①橋本直樹『ビールがおいしくなる話』 ウェッジ,2015,213p.参照はp.152-157.
②川島智生『近代日本のビール醸造史と産業遺産』 淡交社,2013,127p.参照はp.40-41.
③リース恵実『ビール語辞典』 誠文堂新光社,2016,199p.参照はp.52.
④『ビールの基礎知識』 枻出版社,2012,200p.参照はp.195.
⑤キリンビール株式会社『図説ビール』 河出書房新社,2017,127p.参照はp.89.
⑥『ビール事典』 学研パブリッシング,2014,207p.参照はp.173.
⑦「ビールのトリビア20杯」『週刊朝日』第111巻第40号,朝日新聞社,2006.8,参照はp.137.
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①橋本直樹『ビールがおいしくなる話』 ウェッジ,2015,213p.参照はp.152-157.
- キーワード
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- ビール瓶、瓶ビール
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2022070916143336729
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000324454