レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年03月31日
- 登録日時
- 2020/07/20 16:50
- 更新日時
- 2021/02/25 13:45
- 管理番号
- 吹-30-2020-005
- 質問
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解決
文書中に使われる「条」や「項」などについて、「款、章、条、項、号」の順と思っているが、正式な順を知りたい。
- 回答
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(1)『法令用語・契約用語の見方・読み方・使い方』(小磯孝二/著 清文社 2009.3)p4~p9「法令の構成」に以下記載があったので提供した。
「法律の基本単位として 「条→項→号→イ、ロ、ハ…」というユニットを使用する。
条文の数が多い法律は、読みやすいようにグループ分けとして「編→章→節→款→目」を使用する。」
後日調査で、(2)から法律や規則の文書などでは「条→項→号」条が多ければ「編→章→節→款→目」と分けられ、(3)(4)から公用の文書などでは主な構成が「条→項→号」であり、条文数が多ければ「編→章→節→款」と区分されることを確認した。
(2)『分かりやすい法律・条例の書き方 改訂版』(磯崎陽輔/著 ぎょうせい 2011.3)p2~p13「第1節 条と号」
(3)『起案例文集 新版』(自治体文書研究会/編 ぎょうせい 2003.7)
p68の表中で 編→章→節→款 の順が見られた。
(4)『文例で分かる公用文作成ハンドブック 新版』(小澤達郎/著 学陽書房 2014.5)
p127に「条文数の多い条例の場合は、分かりやすさと検索・引用の便を図るために、章、節、款及び目に区分がなされることがある。」p129に「本則の主な構成は、大きく1条、2項、3号である。」と記述あり。
- 回答プロセス
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国語辞典や日本語の文章の書き方等の資料では、順番について確認できなかった。
書類の書き方、ビジネス書、契約書の書式などの資料を調査し、法令についての資料に記載がある(1)を確認した。
利用者に「法律の文書ではこのようだ」と(1)を提示すると、「それで良い、見せてもらう」とのことでレファレンス対応を終了。
後日、(2)(3)(4)について確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 法律 (320)
- 地方自治.地方行政 (318)
- 参考資料
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小磯孝二 著 , 小磯, 孝二. 法令用語・契約用語の見方・読み方・使い方. 清文社, 2009.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010053585-00 , ISBN 9784433347086 -
礒崎陽輔 著 , 礒崎, 陽輔. 分かりやすい法律・条例の書き方 改訂版. ぎょうせい, 2011.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011151682-00 , ISBN 9784324091951 -
自治体文書研究会 編 , 自治体文書研究会. 起案例文集 新版. ぎょうせい, 2003.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004213905-00 , ISBN 4324071128 -
小澤達郎, 前田敏宣 著 , 小澤, 達郎 , 前田, 敏宣. 文例で分かる公用文作成ハンドブック 新版. 学陽書房, 2014.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025430128-00 , ISBN 9784313151505
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小磯孝二 著 , 小磯, 孝二. 法令用語・契約用語の見方・読み方・使い方. 清文社, 2009.
- キーワード
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- 単位
- 法令
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000284834