レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年04月24日
- 登録日時
- 2012/07/24 11:19
- 更新日時
- 2018/08/31 17:42
- 管理番号
- 県立K2012-22
- 質問
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解決
高知県立図書館所蔵の「才谷屋文書」と呼ばれる史料群のうち「順水日記」と呼ばれるものを寄贈したのは誰か。
- 回答
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※ 高知県立図書館・高知市民図書館合築に伴い、資料に関する情報が現在の情報とは異なる場合があります。 ※
宍戸茂
●『日本都市生活史料集成 3(城下町篇 1)』 巻頭の「解題」に、「才谷屋文書」の解説があり、ここに寄贈者について記述があります。(pp.23~26)。
「坂本源三郎の養女宍戸茂女史のもとに保管されていたもの」「宍戸女史の実兄片岡光清氏を通じて高知県立図書館に寄贈され、現在同図書館の所蔵となっている」
(解題の執筆者は、山本大)
また、p.471~「才谷屋記録」として、順水日記を含む文書の翻刻が掲載されています。
●「〔研究ノート〕才谷屋のことなど」塩見薫/著、1959年
pp.63~64に、寄贈者について、また、宍戸さんの語った言葉が記載されています。
「才谷屋文書の寄贈者は、片岡光清氏ではなく片岡氏の実妹、宍戸茂氏であること~・・・」
(※この資料は、奈良女子大学発行の雑誌『寧楽史苑』8号に掲載の同タイトル論文と同じと思われます。
しかし、現在のところ、当館では確認できておりません)
●『土佐史談』115号「坂本龍馬と私」(63p.~)宍戸茂/著
「「順水日記」というを見附けました。」「保存のつもりで、仏壇の曳出しに納め居り反つて焼失しました。」「何処にどうかくれていたものか焼け残り、其後生家の兄片岡光清の発案にて「高知図書館」に寄附致しました。」
- 回答プロセス
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・カード目録で「才谷屋文書」を引く。K289-サイ『才谷屋文書 順水日記』の所蔵有り。実物を確認すると、箱に寄贈番号「20241」と有り。台帳を見ると「片岡光清」となっている。
・OPACでキーワード「才谷屋」を検索する。「〔研究ノート〕才谷屋のことなど」『日本都市生活史料集成 3(城下町篇 1)』などがヒット。
・『土佐史談目録 1号~200号』の索引で、「才谷屋」「宍戸茂」を検索。
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝記 (28)
- 参考資料
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- 『日本都市生活史料集成 3(城下町篇 1)』学習研究社、1975年発行 (K289-サイ / 1102246731)
- 「坂本龍馬と私」宍戸茂著(『土佐史談』115号 昭和41年11月刊)
- 「〔研究ノート〕才谷屋のことなど」塩見薫著、1959年 (K288-176 / 1102238142)
- キーワード
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- 才谷屋文書
- 順水日記
- 宍戸茂
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000109276