レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年04月12日
- 登録日時
- 2021/09/09 14:46
- 更新日時
- 2021/09/18 11:43
- 管理番号
- 中央-1-0021489
- 質問
-
解決
慶応2年(1866年)9月8日付の、大久保一蔵(利通)が出した西郷隆盛宛の手紙を見たい。
- 回答
-
下記資料を提供した。
・『大久保利通文書 2(日本史籍協会叢書 28)』日本史籍協会/編 東京大学出版会 1967年
・『西郷隆盛全集 第5巻』西郷隆盛/著 西郷隆盛全集編集委員会/編纂 大和書房 1979年
- 回答プロセス
-
大久保利通の本を確認する。
『大久保利通 国権の道は経済から』落合功/著 日本経済評論社 2008年
p59 後ろから3行目
“九月八日、大久保は西郷に宛てて「端譎詐百端之心術至平を(略)」と(『文書』一〇四)、(中略)と、諸藩が集結するまでは将軍の着任を辞すとの見通しのものと、幕府を潰して、かねてから温めていた雄藩体制を基礎とした「共和之大策」を構築するチャンスであると西郷に強い協力を要請したのである。”とあり。
『大久保利通』笠原英彦/著 吉川弘文館 2005年
p51 後ろから2行目
“慶応ニ年九月八日付の西郷宛の書簡がある。「共和之大策を施し征夷府之権ヲ破リ、(略)」(『大久保利通文書』第一)としたように、慶喜の将軍職辞退を好機とみて、この機会に将軍職を廃止して諸侯会議にその機能を移すことを考えていた。”とあり
そこで、『大久保利通文書 第一』を調査したところ、下記2冊に収録あり。
・『大久保利通文書 2(日本史籍協会叢書 28)』日本史籍協会/編 東京大学出版会 1967年 ※日本史籍協会昭和2年刊の複製
・『西郷隆盛全集 第5巻』西郷隆盛/著 西郷隆盛全集編集委員会/編纂 大和書房 1979年
p287-292 慶応二年九月八日付 大久保一蔵からの書簡あり 「御両殿様 益御機嫌能く御座遊ばせられ、~」で始まるもので、(「大久保利通文書」「忠義公史料」所収)とあり。解説も載っている。
国立国会図書館デジタルコレクション(図書館送信)でも閲覧可。
・『大久保利通文書 第一』大久保利和 等編 日本史籍協会 昭和2 日本史籍協会叢書
書誌ID 000000869854 220-222コマ目
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 10版)
- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 大久保利通
- 西郷隆盛
- 手紙
- 書簡
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000304468