レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019-07-01
- 登録日時
- 2019/10/28 16:58
- 更新日時
- 2022/06/07 12:36
- 管理番号
- 2019-049
- 質問
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解決
「孤篷庵茶点無尽蔵」を読みたい。写本でもよい。
- 回答
-
奈良文化財研究所「森蘊旧蔵資料」に手書きの写しの所蔵がありました。
閲覧可能です。ご利用は個人で申し込んでください。
詳細は以下をご覧ください。
- 回答プロセス
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1.所蔵を調査
本学OPAC、NDLサーチ、CiNiiBooksを検索
→所蔵なし
2.論文を検索
(1)CiNiiArticlesを検索
→ヒット0件
(2)Google scholarを検索
→1件ヒット
「[引用]小堀遠州 森蘊-1998-吉川弘文館」とあり。
→本学OPACを検索
Google scholarで見つかった資料は新装版であり、1967年発行のものが本学にあったため、そちらを参照した。
森蘊著『小堀遠州』日本歴史学会編(人物叢書/日本歴史学会編;140)
p.3「道具や置き合わせや手前に関する知識は主として近江孤篷庵所蔵『茶点無尽蔵』や遠州の茶湯秘伝書や茶湯図などを参考にした。」
p.373からの「主要参考文献」に「村田一斉編『孤篷庵茶点無尽蔵』写本」とあり。
3.回答プロセス2(2)より、「近江孤篷庵」をGoogleで検索
→公益社団法人びわこビジターズビューローHP「滋賀・びわこ観光情報」がヒット
長浜市上野町にあるお寺で「小室(こむろ)城主で、千利休、古田織部とともに日本三大茶人としても名高い小堀遠州(こぼりえんしゅう)(1579-1647)の菩提を弔うために、2代目城主宗慶(そうけい)(正之)が江戸時代前期、京都大徳寺(だいとくじ)から僧円恵(そうえんけい)を招いて開山した臨済宗大徳寺派の寺。遠州が京都大徳寺に建立した孤篷庵にちなんで、近江孤篷庵としました。」ということが判明。
4.回答プロセス2(2)より、「森蘊」を調査
(1)本学契約データベースJapanKnowledge Libを検索
森蘊 もり-おさむ 1905−1988 昭和時代の庭園史家。明治38年8月8日生まれ。昭和27年奈良文化財研究所にはいる。平安時代の古庭園を文献調査と発掘により研究,復元整備もおこなった。日本建築学会賞,日本造園学会賞を受賞。昭和63年12月14日死去。83歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「桂離宮の研究」「日本庭園の伝統」など。
"もり-おさむ【森蘊】", 日本人名大辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , [参照 2019-10-28]
(2)奈良国立文化財研究所のHPを確認
→森蘊旧蔵資料の目録あり。
その中に「近江国孤篷庵藏・孤篷庵点茶無盡藏」とあり。
(3)奈良国立文化財研究所に問い合わせ
→「村田一斉編『孤篷庵茶点無尽蔵』の写しが「森蘊 旧蔵資料」にある。昭和30年に森蘊が手書きにより写したもので縦書き原稿用紙11束ある。」との回答あり。閲覧可。
- 事前調査事項
- NDC
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- 茶道 (791 10版)
- 日本史 (210)
- 参考資料
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森蘊著 ; 日本歴史学会編 , 森, 蘊 , 日本歴史学会. 小堀遠州. 吉川弘文館, 1967. (人物叢書 / 日本歴史学会編, 140)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I007610552-00 (NCID:BN02859775) - 『日本人名大辞典』,JapanKnowledge Lib(参照:2019-07-24)
- 奈良国立文化財研究所 https://www.nabunken.go.jp/(参照:2019-07-24)
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公益社団法人びわこビジュターズビューローHP「滋賀・びわこ観光情報」
https://www.biwako-visitors.jp/(参照:2019-07-24)
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森蘊著 ; 日本歴史学会編 , 森, 蘊 , 日本歴史学会. 小堀遠州. 吉川弘文館, 1967. (人物叢書 / 日本歴史学会編, 140)
- キーワード
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- 孤篷庵茶点無尽蔵
- 村田一斉
- 小堀遠州
- 森蘊
- 近江孤篷庵
- 照会先
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- 奈良国立文化財研究所
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 茶道
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000263066