レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年08月09日
- 登録日時
- 2016/10/21 15:37
- 更新日時
- 2016/10/21 15:37
- 管理番号
- 土木図書館-0073
- 質問
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未解決
片洞門(眼鏡橋,綱取橋とも。M16竣工),宇津トンネル(s42~50),本尊岩トンネル(M20頃?)の写真で,人や車が写っている資料がないか。
- 回答
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当館所蔵資料を調査したが,風景画に一部該当したものが存在したが,写真は見つけられなかった。
*1 建設省東北地建監修『東北の道路今昔-三島通庸と高橋由一にみる』東北建設協会,1989年
→この図書は,高橋由一の風景画と,その解説文及び写真等から構成されているが,以下の記載がみられた。
1)「山形県西置賜郡沼沢村束ね松峠半隧道の図」解説・「小国新道の子子見片洞門」および「山形県西置賜郡小国新道の内沼沢村字綱取半隧道の図」解説・「渓谷沿いの綱取片同門」
→綱取橋の写真はあるが,人や車は写っていない(発行時に撮影したものと思われる)。高橋の風景画は人が子子見片洞門を歩いているものである。
2)「山形県西置賜郡沼沢村束ね松峠半隧道の図」解説・「宇津峠(越後街道)」の新道(2)」および「山形県西置賜郡宇津峠切り割りの図」
解説・「宇津峠(越後街道)の新道(3)」
→昭和42年完成の国道113号宇津トンネルの「小国側坑口附近」および「飯豊側坑口」の写真あり(発行時に撮影したものと思われる)。但し人や車は写っていない。
3)「福島県東蒲原郡字本尊岩隧道東口の図」解説・「本尊岩のトンネル跡(2)(新潟県北蒲原郡)」
→高橋由一の風景画は本尊岩隧道入口から人が入ろうとしているもの。写真は「明治20年頃の本尊岩隧道西側」の他発行時撮影された写真が2枚掲載されているが,人・車は写っていない。
*2 野村和正『山形の国道をゆく-みちづくりと沿道の歴史をたずねて』東北建設協会,1989年
→「Ⅳ一般国道113号 一小国町と飯豊町」のp.198-199に「(宇津峠の変遷と落合局改)」の記載あり。片同門や宇津トンネルの写真もあるが,人・車は写っていない。
*3 野村和正『峠の道路史-道の今昔と峠のロマンを訪ねて』山海堂,1994年
→「9.宇津峠」には「宇津峠と宇津トンネルを旧峠道から望む」とのキャプション付き写真が掲載されているが,人・車とも写っていない。
- 回答プロセス
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写真素材を多く掲載している≪建設省東北地建監修『東北の道路今昔-三島通庸と高橋由一にみる』東北建設協会,1989年≫を手がかりに,その編纂者の著作を重点的に調査した。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 片洞門
- 眼鏡橋
- 綱取橋
- 宇津トンネル
- 本尊岩トンネル
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000198556