レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年10月29日
- 登録日時
- 2019/06/01 12:09
- 更新日時
- 2019/10/16 16:20
- 管理番号
- 関大総図 18Q-19
- 質問
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解決
スペンサーのScientific, political, and speculative Vol.1に所収の"Physiology of laughter"(笑いの生理学)という論文を探している。
1860年ごろの論文らしい。自分で探したがうまく見つけられない。原文または翻訳はないか。
- 回答
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以下で資料をご覧いただけます。
〇原文
Intrernet Archiveで1868年出版のEssays: Scientific, political, and speculative.Vol. Iが
フリー公開されています。
"Physiology of laughter"はp.194から始まります。
https://archive.org/details/essaysscientifi07spengoog【最終アクセス2019/06/01】
〇翻訳
以下の資料の所蔵がありますので、ご覧ください。
ハーバート・スペンサー著:木村洋二訳「下降性の不一致と笑いの生成 笑いの生理学」
(『現代思想』12(2) pp.238-249 1984)
- 回答プロセス
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①CiNii Booksで"physiology of laughter""を検索すると、スペンサーの別の本(Essays on education and kindred subjects)に、”On the physiology of laughter”と題する論文が所収であるとわかるが、所収本のタイトルが全く異なり、Vol.1というのも合致しない。
②CiNii Ariticlesで”Scientific, political, and speculative physiology of laughter”というキーワードで全文検索をかけると、本間栄男「ハーバート・スペンサーの感情論」(『桃山学院大学社会学論集』 48(2) pp.63-104)がヒット。フリー公開されており、参考文献を見ると、「“The physiology of laughter”, in Essays: Scientific, political, and speculative.Vol. I(London: Williams and Norgate, 1868), pp. 195-209」とあった。
http://id.nii.ac.jp/1420/00000420/ 【最終アクセス2019/06/01】
③②を手掛かりに、Intrernet Archiveで、1868年出版のEssays: Scientific, political, and speculative.Vol. I を探したところ、デジタル化されており、該当ページにお求めの論文が見つかった。
https://archive.org/details/essaysscientifi07spengoog 【最終アクセス2019/06/01】
④“The physiology of laughter”の翻訳については、Googleにて「笑いの生理学」で検索すると、
井田貴子 「笑いの方法論 : 小林賢太郎研究」(『表現文化』 7号 pp.108-134)がヒットし、
この論文の注から、『現代思想』12(2)に翻訳が所収されていることがわかる。
記事タイトルは「下降性の不一致と笑いの生成-笑いの生理学」。
該当号は当館にあるので、原文と照合して確認できる。
- 事前調査事項
- NDC
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- 社会学 (361)
- 参考資料
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- ハーバート スペンサー;木村 洋二【訳】. 下降性の不一致と笑いの生成-笑いの生理学. 1984. 現代思想 12(2) p. 238-249 (当館請求記号 M*051*G13, 当館資料番号 400349582)
- キーワード
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- Spencer, Herbert, 1820-1903 || スペンサー, ハーバート
- 笑いの生理学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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翻訳記事の情報は、契約データベースMagazineplusで「笑いの生理学」をキーワードにして検索してもヒットする。
(CiNii ArticlesやGoogle Scholarではヒットしない)
- 調査種別
- クイックレファレンス
- 内容種別
- 質問者区分
- 学部生
- 登録番号
- 1000256579