レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/06/08
- 登録日時
- 2018/08/09 00:30
- 更新日時
- 2018/08/09 00:30
- 管理番号
- R1000182
- 質問
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解決
大垣市出身の日本画家、守屋多々志の描いた絵に「二十三年五月二十八、稲丸せんべい本舗」という資料があるが、稲丸せんべい本舗は実在したのか。
- 回答
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大垣市編『大垣市史民俗編』によると、「「みそ入大垣せんべい」のパッケージの焼型や、「せんべい」面には輪になった稲穂がデザインされているが、これは、守屋多々志によるものである。」とあります。守屋多々志の描いた絵にある「本舗」がついているせんべい店は、当時「田中屋煎餅本舗」しかないことが大垣商工會議所編『岐阜縣西濃地方商工名鑑1952』からわかります。そして「田中屋せんべい総本家」のせんべいの面には、輪になった稲穂がデザインされている点から、守屋多々志が愛称で「大垣稲丸せんべい本舗」と呼んでいた可能性が高いと思われます。但し、鷹匠町にあった「江戸屋」も、その商標らしきものに、稲穂がデザインされ、「大垣煎餅正本舗江戸屋」と称していた点、代表者が稲葉勇蔵である点などから、「江戸屋」を「大垣稲丸せんべい本舗」と呼んだ可能性もあると思われます。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- B10971555 大垣市史 民俗編 大垣市/編集 大垣市 2008.3 215.3 (254P~256P)
- B10025746 岐阜縣西濃地方商工名鑑 1952 大垣商工會議所/編 大垣商工會議所 1952 670
- B10026103 商工業者名簿 昭和35年版 大垣商工会議所編 大垣商工会議所 1960 670
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 事項調査
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000240326