レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/02/04
- 登録日時
- 2017/06/26 00:30
- 更新日時
- 2017/06/26 00:30
- 管理番号
- R1000154
- 質問
-
解決
大垣市の屋根神について知りたい。
- 回答
-
屋根神は大垣市編『大垣市史 民俗編』によると、「火難除け祈願のために町家の一階屋根庇上に祠を祀る独特の信仰である」と記されている。鈴木隆雄著『旧街道 宿場建築紀行』には屋根庇上に祀る理由として、「商家や民家がびっしり軒を連ねる町並みでは、神社地を新たに確保することは困難であり、文字通り屋根の上に祀るという形態を取らざるを得なかったと考えられる」と述べられている。大垣市内では宮町、船町、林町にあることがわかる。『大垣市史 民俗編』からは宮町の屋根神は、戦前まであった8カ所の屋根神をひとつに合祀し47戸で祀っている(平成17年3月時点)こと、船町(現存しない)・林町の屋根神は町内ではなく家で祀っていることがそれぞれ分かる。また、新町には現在水路上に「あきばさん(秋葉社)」が祀られているが、元々昭和20年代後半までは旧家の一階屋根庇上に祀られていた屋根神であったことも記されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- B10971555 大垣市史 民俗編 大垣市/編集 大垣市 2008.3 215.3
- B10847410 旧街道宿場建築紀行 鈴木隆雄/著 鈴木隆雄 2005.9 521.86
- B11160557 歴史と文化の交差路大垣を歩く 鈴木隆雄/著 大垣市文化財保護協会 2009.12 291.53
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 文献調査
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000217905