レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/01/08
- 登録日時
- 2017/06/26 00:30
- 更新日時
- 2017/06/26 00:30
- 管理番号
- R1000152
- 質問
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解決
美濃国青墓の白拍子、乙前について知りたい。
- 回答
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白拍子とは小学館刊『日本大百科全書12』によると、「平安時代末期におこり鎌倉時代にかけて成功した歌舞、およびその歌舞を業とする舞女をいう。」とある。月刊西美濃わが街社発行『西美濃わが街』No.122やスインク推進協議会編『西濃ゆかりの女性群像』などによると、乙前は美濃国青墓出身の白拍子(ただし資料によっては「傀儡」「傀儡女」「遊女」と表記されているものもある)で、後白河法皇の師となり今様を教えた人物であることがわかる。馬場光子著「青墓考」(中世歌謡研究会編『梁塵 研究と資料』所収)によると、乙前は今様起源譚のひとつである青墓宿の宮姫から始まる系列に位置づけられていることがわかる。『梁塵秘抄口伝集』には後白河法皇と乙前の交流がおさめられている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- B10055300 西濃ゆかりの女性群像 スインク推進協議会編 スインク89西濃事業推進本部 1989 280
- B11431512 月刊西美濃わが街 105 86-02 105 月刊西美濃わが街社
- B11431495 月刊西美濃わが街 122 87-07 122 月刊西美濃わが街社
- B11431247 月刊西美濃わが街 257 98-10 257 月刊西美濃わが街社
- B10173313 日本大百科全書 12 小学館 1994 031 4-09-526112-9
- B11624560 梁塵 研究と資料 中世歌謡研究会/編 中世歌謡研究会 1997.12 388
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 事項調査
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000217903