レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年06月26日
- 登録日時
- 2019/11/01 16:16
- 更新日時
- 2020/06/13 11:35
- 管理番号
- 蒲郡-2008-06261-般
- 質問
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解決
榊がうまく育たないので、栽培法を知りたい。
- 回答
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「榊」はツバキ科の植物「サカキ」のことである。サカキは日陰を好み、日当たりのよい場所に植えつけると次第に弱ってしまう。栽培には株元を乾燥させないことが肝要。
植えつけは3月下旬~7月か9~12月に、移植は3~4月に行う。剪定は3月か6~7月、9月上旬~10月下旬に行い、幼木は同時に施肥を行う。
成長は遅く、樹姿は自然に整うので、特に込み合う部分を間引く程度でよい。切り戻しは必ず枝分かれしている部分で行う。
12~1月に寒肥を施す。虫害にはチャドクガの発生があり、産卵初期にカルホス乳剤で防除する。
- 回答プロセス
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1.キーワード「さかき」AND「栽培」、「さかき」AND「生育」等で所蔵検索するも、該当する資料にヒットなし。
2.a『世界大百科事典』(平凡社)をみる。
11巻の「サカキ」という項目に、「枝を神事に用いるので、日本では榊と書き、・・・」との記述があり、該当する植物と思われる。ツバキ科の常緑小高木であることがわかるが、栽培法の記述はない。
3.園芸の棚(620~)へ行き、栽培関係の資料をみる。
b『ナチュラルガーデン 樹木図鑑』(講談社)のp.61にサカキの項目があり、「植えつけは3月下旬~7月か9~12月に、移植は3~4月に行います。剪定は3月か6~7月、9月上旬~10月下旬に行い、幼木は同時に施肥を行います。」との記述があった。
c『図解 自然な姿を楽しむ庭木の剪定』(講談社)のp.108にサカキが掲載されており、bと同様の記述があった。
4.d『実用園芸百科1 花木・庭木』(ぎょうせい)のp.194にサカキの項目があり、「ワンポイント:日陰を好む。株元を乾燥させない」と書かれていた。又、「生長は遅く、樹姿は自然に整うので、特に込み合う部分を間引く程度でよい。切り戻しは必ず枝分かれしている部分で行う。」との記述もあった。
切り戻しとは、dによると「枝の途中で切りつめる剪定法」とのことである。dにはサカキの肥料・病虫害に関する記述もあった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 園芸 (620 10版)
- 花卉園芸[草花] (627 10版)
- 参考資料
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世界大百科事典 11 (サ-サン) 改訂新版. 平凡社, 2007.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009140496-00 -
正木覚 著 , 正木, 覚, 1952-. ナチュラルガーデン樹木図鑑 = Trees for Natural Garden. 講談社, 2012.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023567835-00 , ISBN 9784062175289 -
平井孝幸 著 , 平井, 孝幸, 1951-. 図解自然な姿を楽しむ「庭木」の剪定. 講談社, 2012.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024006739-00 , ISBN 9784062178877 -
実用園芸百科 1 (花木・庭木). ぎょうせい, 1985.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001744439-00 , ISBN 4324000018
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世界大百科事典 11 (サ-サン) 改訂新版. 平凡社, 2007.
- キーワード
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- サカキ
- 榊
- 園芸
- 栽培
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000263314