レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/2/26
- 登録日時
- 2020/03/05 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:33
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000812
- 質問
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解決
【金沢の読みについて】 金沢の読みを昔は「かなざわ」と「かねざわ」が使われていたそうだが、「かなざわ」に統一されたのがいつか知りたい。
- 回答
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『日本歴史地名大系 17 石川県 石川県の地名』(118287258)p.334に「慶応二年(一八六六)五月、前田斉泰が金沢中納言を称したとき「かなざは」と訓ずることを令しており」という記載がある。
『角川日本地名大辞典 17 石川県』(118552562)p.261にも、「慶応2年に「かなざわ」と統一した」。と記載されている。同書は、『加能郷土辞彙』(改訂増補)(119865516)p.194や『前田利家』(11826716)の記述を出典としている。
『加能郷土辞彙』では、郡村部で「カネザハ」という者が多く、知識階級は「カナザハ」と言っていたと記している。
『金沢城と前田氏領内の諸城』(11824308)p.31には、秀吉の朱印状で「かなさわ」、「かね沢」の両様が用いられていたことが書かれている。
「前田斉泰が金沢中納言を称したとき」という記述内容をもとに、『加賀藩史料 藩末篇下巻』(11801641)を確認したところ、p.459に「五月十三日 金沢の訓をかなざはと定む。」という項目があった。出典史料は「毎日帳書抜」である(原本は近世史料館で所蔵)。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000275394