レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/1/31
- 登録日時
- 2020/03/04 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:33
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000808
- 質問
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解決
【預所について】 田川捷一『加賀藩と能登天領の研究』の能登天領に関する内容のところに出てくる、「当分預所」、「通常預所」、「私領同様預所」、「私領打込預高」について知りたい。
- 回答
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利用者は『加賀藩と能登天領の研究』(118547080)p.264~284「能登天領の成立」を確認済み。
以下の辞典や用語集を確認したが、記載はなかった。
『国史大辞典 1』(11013706)p.206「預所」、「預地」。
『加能郷土辞彙』(改訂増補)(119865516)p.106「御預地」。
『加越能近世史研究必携』(118341577)には項目なし。
預所、天領関係の資料を調査した。
『新修七尾市史 16 通史編 3』(109174854)p.219に、預所の形態として問い合わせのあった用語が出ているが、用語の内容に関する記載はない。
『大名預所の研究』(11909457)219~308にかけて、大名預所の種類と統治権の範囲に関する節があり、「当分預所」、「通常預所」、「私領同様預所」、「私領打込預高」それぞれの内容について知ることができる。
『能登穴水天領文書目録』(11912403)p.325に通常預所から私領同様預所になって改正された点についての記載がある。なお、利用者が確認した資料の初出である。
私領同様取扱や私領打込については、『七尾市史 資料編 第2巻』(119563524)p.1~26「能登天領解説」にも記載がある。
『石川県立歴史博物館紀要 第5号』(109075112)「「能登天領」の存在と加賀藩」の参考文献や、『日本海地域史研究 第10輯』の「幕領(天領)及び代官文献目録」に、日野昭博士還暦記念会編 『歴史と伝承』所収の「預所の私領同様取扱と加賀藩」が挙げられている(当館に所蔵はない)。
以下の資料には記載なし。
『加賀藩天保改革と御預所支配・加賀一向一揆の歴史的前提(二)』(119451626)
『近世後期における大名預所の考察』(119813690)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000275355