レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018/12/29
- 登録日時
- 2019/03/21 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:33
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000716
- 質問
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解決
【医者の宮河家の系図について】 金沢在住で代々前田家に医者として仕えていた宮河家の系図はあるか。
宮河白峰の子に、幕府の医者塩田家に養子入りした塩田順庵がおり、宮河家は弟の養源が継いでいる。
- 回答
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藩医の由緒帳、系図の出ている可能性のある「先祖由緒并一類附帳」、「諸士系譜」を確認。宮川姓の家はあるが、医師の家はなし。
『近世金沢の医療と医家』(118577033)に、侍帳(交名帳)記載の医者がまとめられているが、宮河姓の記載はなし。
宮河という姓の医師として、宮河順達という人物がいる。華岡青洲の門人で、文化・文政期の金沢の町医者である。ただし宮河白峰家との関連は不明。
宮河順達については、以下の資料に記述がある。
『日本の医療史』(11043194)p.333
『北陸史学 第55号』(109151395)p.81-98「加賀藩蘭学の受容と医者の動向」
『石川郷土史学会々誌 第3号』(11916421)p.1-5「華岡青洲と加賀藩」
津田進三氏は加賀藩の医学史について研究が多いが、その他の研究に関連する記述はなし。
なお、塩田順庵は、石川県立図書館の「石川県関係人物文献検索」で検索可能。
当館所蔵分では、以下のものがある。
『北海道大百科事典 上』(11823253)p.777
『北海道大百科事典 下』(11823254)p.874
その他、以下の加賀藩医療関係の資料には記載なし。
『江戸時代における石川県医学史』(119568988)
『石川県医師会創立百年史』(109169101)
『時代に挑んだ科学者たち』(118513878)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000253356