レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/10/27
- 登録日時
- 2017/11/27 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:32
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000579
- 質問
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解決
【割出の行政区分について】 明治22年の市町村制の施行後の割出の行政区分は「大字」と書くのが正しいのか。地元に残されている手書きの資料には「字割出」と書かれていた。
- 回答
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○大字と書かれているもの
『石川県石川郡誌』(11824573)p.93「町村制」 「明治二十二年四月町村制実施により郡内を五町三十九村に区画し、戸長を廃して町村毎に公選町村長及び助役収入役を置き、旧村を大字となし、区長を置きて総代に依らしむ」
『角川日本地名大辞典 17 石川県』p.973「〔近代〕割出 明治22~大正14年の弓取村の大字名」
『本岡文庫目録』p.20「河北郡中口村大字大衆免」(明治36年)
○字と書かれているもの
『石川県石川郡誌』p.229「安原村字上安原耕地区画改正成績」
『金沢市立図書館所蔵 絵図・地図目録』 「大野村字畝田耕地整理組合地区図」
『本岡文庫目録』p.20「河北郡小坂村字大衆免」(明治39年)
以上から、後年に書かれた地誌・辞典類では大字に表記が統一されているが、当時の史料で字と大字とが混在していることがわかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000225493