レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/02/15
- 登録日時
- 2017/03/14 00:30
- 更新日時
- 2017/03/14 00:30
- 管理番号
- 200721
- 質問
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解決
日本茶の中でカフェインが少ないものはどれか知りたい。
- 回答
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『日本茶全書』によると、カフェインは新芽でもより若い部分に多いため、若芽摘みの茶に多く含まれる。
また、同書の茶樹の各部位のカフェイン比較によればお茶の葉の新芽(上部)であればあるほど、カフェインが多く含まれ、茎は葉に比べてカフェインが多く含まれていない。さらに、上級の茶の方が下級の茶に比べカフェインが多い。
同書の各種茶の5分間浸出量分析によれば、煎茶2.36%、玉緑茶2.18%、釜炒り茶2.17%、番茶1.85%だった。
『七訂食品成分表2016本表編』によると、茶葉からの抽出方法は異なるが日本茶に含まれるカフェインを比べた結果、玉露0.16g、煎茶0.02g、かまいり茶0.01g、番茶0.01g、ほうじ茶0.02g、玄米茶0.01gとなっていた。
このため、高級茶である玉露や新芽などを使用した上級品の煎茶はカフェインを多く含み、茎や玄米などもを使用している番茶、ほうじ茶、玄米茶などはカフェインが低いといえる。
- 回答プロセス
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日本茶で検索。『日本茶全書』の該当箇所を紹介した。また、最新の情報が掲載されている、『七訂食品成分表2016本表編』の該当箇所を紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 日本茶全書
- 七訂食品成分表 2016本表編
- 茶の絵本
- キーワード
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- 日本茶
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000211599