レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/02/09
- 登録日時
- 2017/03/14 00:30
- 更新日時
- 2017/03/14 00:30
- 管理番号
- 200719
- 質問
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解決
山梨県出身の中井清太夫(なかいせいだゆう)は何をした人か知りたい。
- 回答
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中井清太夫は、1774(安永3)年に甲斐国上飯田代官となり、1776(安永6)年に甲府代官、1784(天明4)年に谷村代官となり13年間甲州に在任。民政に善政をしき、2ヶ所に生し(祠)に祭られている。
また、天明の飢饉のときは、甲府と市川代官を兼帯していたが、幕府に願い、九州からジャガイモを取り寄せ九一色郷(上九一色村・三珠町下九一色)に植えさせた。地味に合い多量の収穫があり、谷村代官になってからも郡内へ栽培させた。代用食として各地に栽培がひろがり「清太夫いも」と呼ばれたが、これが「せいだいいも」といわれるようになった。信濃、飛騨、上野、下野にまで栽培が波及して「甲州芋」と呼んでいる。清太夫が植えさせたジャガイモによって、天明、天保の大飢饉のときに甲州の人々は飢えから逃れ、命をつなぐことができた。
- 回答プロセス
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「中井清太夫」で自館検索システムを使用し調べるが、ヒットせず。山梨県出身ということがわかっていたため、山梨百科事典で中井清太夫を調べる。せいだいもを波及させたことがわかったため、「せいだいも」でも検索をした。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 山梨百科事典
- せいだイモのはなし
- キーワード
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- 中井清太夫
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000211597