レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/09/28
- 登録日時
- 2011/10/26 02:00
- 更新日時
- 2011/10/26 14:50
- 管理番号
- 西東京-20110928
- 質問
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解決
戦後以降の東京の多摩西部地域(田無・武蔵野・三鷹・小金井等の)大地主について調べている。農地解放により取得出来た農家・米穀商・議員などその経過が歴史的に解る資料があれば教えて欲しい。また、これは分野的にどの学問領域に分類されるのか?
- 回答
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以下の情報を提供した。1から7までは西東京市図書館所蔵資料。
1 『保谷市史 通史編3』農地改革の記述p405~記述有り。
「この農地改革により保谷町では、不耕作地主が所有していた小作地が強制買収されこのうち国有小作地として残された分を除く農地が小作農(自小作・小自作を含む)に売り渡された。」とあり、農地委員会についての記載、戦後の自作・小作別構成等の統計表はあるが、土地取得者の詳細については説明されていない。
2 『田無市史 3 通史編』農地改革の記述p894~に記述有り。
「田無における農地改革は、都内において際立った実績を示しているばかりか、全国的に見ても徹底して行われたのである。」とあり、注目すべき事例の一つとして、「調査方法は、(略)。調査員である農地委員と補助員は、(略)農地台帳を整備していった。この調査により初期が作成した各字ごとの自小作別耕作図は、きわめて精度が高いものであり、今なお市役所に保管されている。」と記載されている。
農地売り渡しの状況については、被受渡農地整理台帳からの構成表などとともに、「このように農地改革 を担当した委員と補助員は、圧倒的に農地を切望する農家で占められていたのである。」とあるが、農家・米穀商・議員などの区分けの詳細の記述はない。
3 『武蔵野市史』農地改革の記述p785~農家・米穀商・議員などの区分けの詳細の記述はない。
4 『三鷹市史』農地改革の記述p571~農家・米穀商・議員などの区分けの詳細の記述はない。
5 『小金井市誌』農地改革の記述なし。
6 (複写)『東京都農地改革資料(1)(2)』1950年 東京都経済局農地課発行
2の『田無市史』で引用されているものを含む資料。農家・米穀商・議員などの区分けの詳細の記述はない。
7 「都道府県別資産家地主総覧 東京編 1~4」 記載なし。
参考資料として以下を紹介した。
①『田無町農地委員会議事録』
②『自作農創設台帳』
③『被売渡農地整理台帳』
④『自小作別耕作図』
⑤『農業調整委員会会議録』
⑥『農業生産協同組合長協議会会議録』
⑦『土地台帳』
所蔵先②③④は西東京市総務法規課、①⑤⑥は農業委員会、⑦は課税課。
学問領域については 図書館の資料に当たる場合には、次の観点から調査した。
・地方史(時代:戦後、分野:経済・経営・政治・農業など)
・戦後史(地域:東京、分野:経済・経営・政治・農業など)
・農業(経済・歴史・行政)
・土地制度史
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『近世日本の大地主形成研究』(池田宏樹著 国書刊行会 2008)と『横山源之助全集第5巻 富豪史』(富豪史横山源之助著 法政大学出版局 2004)は、利用者調査済み。
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 西東京市
- 農地改革
- 大地主
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000093661