レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年03月05日
- 登録日時
- 2005/08/08 17:09
- 更新日時
- 2006/01/11 18:37
- 管理番号
- 日野レファ-2005-01
- 質問
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解決
川端康成の作品で 『湯ヶ島での思い出』 というものを探しているのだが。
- 回答
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現存していないようです。
A.『日本現代文学大事典 作品篇』 によれば…(p.60 「伊豆の踊子」)
「『湯ヶ島での思ひ出』 は現存しないが、伊豆の踊子と中学時代の下級生の少年の思い出を書い
たもので、その中から踊子の部分を独立させ 『伊豆の踊子』 ができたと川端は 『少年』 (昭23
~ 24)で述べている。」
B.『川端康成全集 第十巻』 より 「少年」 を確認すると…(p.141-255)
p.166あたりから、 『湯ヶ島での思ひ出』 について記述があり、「未完である」とある。
C. ちなみに川端康成記念会のHPによると…
略年譜があり、大正十一年(一九二二)二十三歳の時に「夏、湯ヶ島で 『湯ヶ島での思ひ出』 (百
七枚)を書いた。」とある。
- 回答プロセス
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自館および東京都立図書館・国立国会図書館の検索からは、見つけられなかった。
- 事前調査事項
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質問者がおっしゃるには、この作品を書き直して 『伊豆の踊り子』 ができたのだ、とのこと。
- NDC
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- 小説.物語 (913)
- 参考資料
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A.『日本現代文学大事典 作品篇』
三好行雄/ほか編 明治書院 1994.6 -
B.『川端康成全集 第十巻』
新潮社 1980 -
C. 川端康成記念会HP
http://www.kawabata-kinenkai.org/
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A.『日本現代文学大事典 作品篇』
- キーワード
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- 川端康成
- 伊豆の踊子
- 湯ヶ島での
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000023445