レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年11月14日
- 登録日時
- 2009/11/14 16:33
- 更新日時
- 2009/11/14 16:33
- 管理番号
- 長門-02
- 質問
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解決
長門市の披露宴の余興で「いきじぞう」というものがあるが、①そのいわれ、②いつ頃から始められたものか知りたい。
- 回答
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①花嫁が「その家から動かない」よう縁起をかついだもの
②時期については、不明。
但し、『長門市史 民俗編』(昭和54年刊)に「生き地蔵」という言葉が記載されていることから、出版年の昭和54年頃には遅くとも披露宴の余興としてあったものと考えられる。
また、地蔵や錨が持ち込まれなくなったのは、婚礼の場が婿の自宅で行われることがなくなったからではないか、と考えられているので、婚礼の場が比較的広い場所に変わってからではないか、と推測される。
- 回答プロセス
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『長門市史 民俗編』を調べる
婚礼の席に地蔵あるいは錨などを持ち込むという風習がかつては広く認められ、地蔵がなくなってからは若者の一人が地蔵に化け、それで「生き地蔵」と呼ぶようになったらしい、との記述を確認。
時期については記述がなかったため、地元の歴史に詳しい人に問い合わせてみる。が、時期については不明との回答を頂く。
- 事前調査事項
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通公民館主事のブログ中にいきじぞうの写真が載っていた
- NDC
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- 通過儀礼.冠婚葬祭 (385 9版)
- 参考資料
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- 『長門市史 民俗編』長門市史編集委員会|編、長門市|刊、昭和54年(P582~P585)
- キーワード
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- いきじぞう
- 披露宴
- 照会先
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- 長門郷土文化研究会
- 寄与者
- 備考
- 現在、余興として生き地蔵をする披露宴が、市内でどの程度あるか、市内の披露宴会場を持つホテルへ確認してみたが、ほとんどされる方はいないとのこと。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000059496